エピソード2
満員電車になりやすい帰宅ラッシュの時間帯。
野良の痴漢達は目をギラつかせて駅のホームでただずんでいる。
獲物を狙うハンターの目をした痴漢は、殺気を隠しきれていない暗殺者と同じで3流だ。
一流の痴漢はまるでカメレオンのように、平凡なサラリーマンに擬態し静かに時を待つ。
そんな有象無象の痴漢を尻目に僕の本体は部屋にいる。幽体の僕は無敵だ。
ぎゅうぎゅうの満員電車では身動きが取れずに苦しそうに、あるいは汗だくのおじさん達が辛そうにしているが、幽体の僕には関係なかった。
実体が無いので、気持ちの悪いオジサンと身体が被るが、そこまで気にならなかった。
辺りを見回すと、細身の若い女の子を発見した。
派手な金髪で上下スエット、暑いからか上着は肘程まで腕捲りしていた。
胸元で腕を組み、スマホ片手にする姿は周囲を威嚇している様だった。
故意か過失か、隣の男性がおしりに手を伸ばすと「チッ」と舌打ちをして男性を睨んだ。
男性はすごすごと手を引っ込めている。
それを周りの男性客が横目にして、(この子は触らない方が良い)と理解しているようだった。
僕はその金髪の女の子の後ろについた。
そして腕組みしている手をすり抜け、ブラをすり抜けて、乳房を撫で揉んだ。
、、、柔らか、いや張りがある。腕組みしていて分からなかったが、Dくらいある?
下乳をゆっくり撫でる。
金髪の女の子は違和感を覚えたのか、腕組みし直した。
(触られている感覚あるのか、、、)
そっと乳首に触れるか触れないか微妙なラインを指を立てて指の腹でなぞる。
僅かに反応する身体。しかし、金髪の女の子の顔色は変わらない様子。代わりに、腕組みがぎゅっと強くなった。
幽体の僕は興奮してチンコがギンギンに硬くなった。本当はギンギンのチンコを押し付けたいが、まだ早い。僕は僕自身を焦らした。
触れてはいないが、乳首が立って来たのが分かった。僕はそっと撫で様と思ったが、、、
(いきなり乳首つねったらどんな反応すんだろ?)
そう思い、乳首を優しく軽くつねった。
女の子は身体をビクッとさせて辺りを睨む様に見回した。
当然誰も触ってないし、腕組みしてるから触れるわけもない。
周りの男性客はキョトンとして女の子を見ていた。
女の子は不思議そうにして再びスマホに目を落とす。
僕は乳房をゆっくり触りながら乳首をさすった。
女の子はスマホから目を離さないが、反応するのを我慢しているようで、顔が少し赤らんで来ていた。
性感帯?もしくは敏感なのだろうか?乳首を時折なぞれば小さくピクつく。
咳払いで吐息をごまかす。
僕はお尻をいやらしくねっとりと触った。
乳首よりもおしりの方が反応が強かった。
撫でるとおしりをその手の感触から逃げる様に動かした。おしりがピクピクしている。
パンツにはいやらしい液が滲んでいる様で、僕は敢えてパンツの上からマンすじをなぞった。
股を閉じて何とか触らせないようにしていたが、幽体の僕には無意味な抵抗である。
マンすじはだいぶ濡れていた。
金髪の女の子の顔を覗いてみると、顔は赤らみ、困惑したように眉を八の字にして必死に耐えている様だった。
ここでハプニングが起きた。
先程おしりを触った隣の男が、何かを察したのか、再び女の子のおしりに手を伸ばしたのだ。
(まぁ、こんな分かりやすく感じてたら触るよね。OK娘だって思うよね。)
僕は獲物を横取りされる気分で不快だった。
が、男がおしりを撫でた瞬間に、女の子がその手を掴んだ。
「ちょっと、どこ触ってんだよオッサン!!」
女の子は鬼の形相でその男を睨んだ。
男の人はしどろもどろに否定していたが、女の子は聞く耳を持たず、叫んだ。
「はぁ、さっきからずっと触ってたろ!気持ち悪いんだよ!!」
周りの乗客は女の子と男に目が釘付けだ。
近くにいた男性客達も女の子に加勢した。
次の駅では待ち構えていた駅員さんに連れられて男と女の子は降りていった。
(男の人に悪い事をしたな、、まぁ、でもホントに触ってたし、冤罪ではないよね??)
僕は最初こそ男の人に罪悪感を抱いていたが、直ぐに忘れた、、そして物足りなさとムラムラだけが残った。
僕は家に戻り、本体に戻った。
そして微かに残る金髪の女の子の胸の肌感、仕草、表情をオカズに3回抜いた。
続く。
※元投稿はこちら >>