「・・・あの・・・さ・・・」
真弓が小さな声で言った。
その顔が興奮しきっているのは、私にはすぐに・・・はっきりと分かった。
「・・・じゃぁ・・・・・来る?・・・由美も・・・・・今夜・・・」
吐息に邪魔されながら、真弓が由美を誘っていく。
興奮した顔で友人を・・・大学時代からの親友を誘っていく。
「え!マジ?いいのっ?」
由美は怒った表情を一瞬で笑顔に変えた。
今夜・・・といってもすでに19時を回っているが、急すぎる誘いに、嬉しそうに悩んでいた。
「今日かー、今夜かー、、、急だなー、、、でも会いたいしなー、、、ヤバッ、緊張してきた!」
困ったなーと、まったく困っていない声で言いながらニヤニヤと笑っている。
そして、たっぷりと時間をかけて決断した。
「よしっ!行こう!・・・会いたい! 会わせて!」
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