車内の男達は、じっと見つめていた。
興奮した顔で女を見ていた。
そして全員が、その光景に『折れた』と・・・
女の心が折れ、体が快楽に屈服した・・・と確信していた。
女は、あの夜と同じようにストッキングを履いていなかった。
捲れ上がったスカートの中からは あの夜と同じ白い・・・けれど、あの夜とは全く違う印象の下着を履いていた。
(・・・こんな下着も持っていたのか・・・こんなにも真面目そうな女が・・・・)
それは先日の布だけの下着ではなく、面積のほとんどがレースだった。
花の刺繍こそされているが、陰毛の形さえもが見てとれた。
それは長い黒髪と地味な服には似合わないほど、男を誘う下着だった。
(・・・この下着を わざわざ選んだのか・・・こんな下着を履いているのに、俺たちの前で足を・・・)
女を見る全員が、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべていた。
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