はじめに。
これは最近人妻になった♀(33)のしょーもない懺悔である。
今から書かれていく情事は、私の胸がでかいということを除けば全て『妄想』である。
以上のことに留意して読まれたし。
高校卒業まで例の痴漢さんとズブズブだった私は、猛勉強の末に超有名私大に進学し、
更には実家から約20km北に"上京"まで成し遂げてしまった。
親元から離れた私の性欲は留まることを知らず、
普通の恋愛をしつつも、より強い刺激を求めて、大学に入学してすぐ『遠征』なるものを始めていた。
遠征とは、とどのつまり通学路を迂回して痴漢が多発する電車に乗ることだ。
遠征のルールは2つ。
①遠征用路線は複数確保すること。
②なるべく決まった曜日、時間、車両に乗車する事。
①の目的はストーカー事案の防止の為。
②は痴漢の質を上げる為だ。
一度成功体験を積んだ痴漢は同じ行動パターンを繰り返す。
何となくこの傾向を掴んでいた私は、好みの触り方をしてくる痴漢と出会えたら、
少なくとも3日は同じ条件の電車に乗って、自分に都合のいい痴漢を確保していた。
さて、ある日の朝、私は胸を精神的にも物理的にも弾ませながら、
お気に入りの遠征用路線のホームに足を踏み入れた。
スカートを靡かせる風が少し冷たい。
何気なく辺りに視線をやると、私が開拓してきた常連の痴漢達の姿が目に入る。
私がいつもの車両が来る乗り場の先頭に並ぶと、彼らもよそよそしく私の後ろに並ぶ。
その姿が何とも可愛らしい。
男は目の前にご褒美があると、こうも従順になるのか。
チョロいもんだ。
知ったようなことを思いながら、私は今日もどうぞ言わんばかりにケータイをいじり始めた。
電車が到着する。空気が噴き出す音と共にドアが開く。
乗客たちが降りていくと、それを号砲として痴漢達が鉄砲水かのように私を飲み込んでいく。
乗車口と反対のドアまで流されると、いつもは開かないドアとにらめっこが始まるのだが、
今日は前に人がいる。
おやおや?
何となく雰囲気が違うぞ?
そう思って可能な限り首を左右にねじると
見知った顔がやけに多い。
それもそのはず、各路線で私が開拓してきた痴漢たちが私を取り囲んでいたのだ。
これはヤバいかも・・・。
直感的にそう思った時にはもう遅い。
電車のドアが閉まり、痴漢達の強襲が始まった。
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