百合⑤
少し彼女が落ち着きを取り戻したところでステップアップを促します。
「百合ここで裸になりなさい」
百合は驚いた表情で答えました「え?無理です、できません」
彼女の答えはしごく当然な答えですが私は許しませんでした。「じゃあ貴女ともこれで終わりだね。お疲れ様」
私がそう彼女にいい放つと百合はしばらく無言で考え「わかりました、龍二さんに従います」とあきらめた表情で答えました。しかし私は彼女の瞳の奥にこれから自分が何をするか期待で満ち溢れたものを抱いていることを見逃しませんでした。
「さぁ、脱いでごらん」
彼女は1枚1枚ゆっくりと脱いでいきます。1枚脱ぐごとにギャラリーからどよめきがあがりいつの間にか妙な一体感が生まれていました。
最後の1枚が剥ぎ取られ生まれたままの姿になった百合をスクリーンの灯りがまるで彼女をストリップの踊り子のように囃し立てます。
「百合綺麗だよ、よくできたね」と抱き寄せると彼女は子どもの様に微笑みました。
「じゃあ百合にご褒美をあげようね」
私はカバンから真っ赤な首輪を取りだし彼女の首に優しくかけました。彼女は驚いていましたが少し嬉しそうに、はにかんでいました。この瞬間彼女の心の奥底に秘めていたものが溢れてきたように感じました。
奴隷百合の誕生です。
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