白い布を敷いた台を目の前にして、祥子は緊張していた。
顔を上げると猜疑心を心に秘めた者。
好奇心に満ちた目を輝かせた者。
どんな話が聞けるのだろうかと腕組して待つ者。
街の再開発に向け、住人に対しての説明会。
未来のモデルケースとして造られた模型を前にしていた。失敗は許されない。
ざわついていた会場にい並ぶ顔。祥子は冷静に、だが柔らかい表情で話を続けた。その間にも質問が飛び、その度に話が折られても我慢強く応じた。
祥子は、住人達の心を掴みはじめた手応えを感じ始めていた。
よし、これからだわ…。
そんな時だった。
足首を掴む手。
瞬時に体が凍りつく。
…あの男。
足下まで垂れ下がる白い布を持ち上げ、あの仔犬のような笑顔を覗かせた。
祥子はバンツスーツだ。
どうしようというのか。
男は祥子の座る椅子に手を伸ばした。座面裏を弄ったかと思えば、真ん中からV字に開かれるではないか。当初から違和感はあった。尻の形に凹む加工がなさてれ座り心地は良いのだが、何故だか座面に切れ目があったのた。
足首が固定された。こんな仕掛けがあったなんて。
祥子は新たな絶望を覚え、しかしながらこの機会を失敗させたく、話を続けた。
足首から太股へ這い上がる男の手。全身に鳥肌が立った。開かれた祥子の脚の間に男は収まり、突き当たりに顔を寄せていた。祥子の背中に冷や汗が流れた。
男の手にカッターが握られている。
「動かないで」
男は口の動きだけで祥子にそう告げて、股間部分を縫い目に沿って巧みに切り裂き始めた。濃紺の生地から現れたのは、似た色の薄手のショーツ。
男はクロッチ越しに唇を這わし始めた。
祥子は内心の驚愕を押し殺し、口を動かしていた。アソコに体温が伝わっくる。男の愛撫が始まった。
相変わらずイヤラシイ匂いだ。
あぁ~柔らかい。
口を上下に押しつけついると溝が左右に割れた。
生地越しに粘膜を感じる。この辺りだろうと当たりをつけ、唇で揉みほぐすように甘噛む。柔らかな包皮とは違う物が主張を始める。頬の左右にある女の筋肉に、時折力が入った。生地を浸潤してきた滑りが唇を濡らす。
我慢できず、クロッチを切り裂き祥子を露にした。透明な湧き水が溢れるソコに、男は顔を埋めた。
祥子の心は分裂していた。この説明会を何としても成功させたい。いえ、成功させてみせる。
でも…知ってしまった。
破滅と栄光が背中合わせの状況で、あの気が狂いそうな、終わりの見えない…快感。
何度も押し寄せる強烈な波に溺れかけ、溺れることを許されず、無理やり感じさせられ続けた。
体が記憶し、脳が忘れてくれないのだ。
金属の冷たい感触した。
男の柔らかな唇、優しい舌の蠢きを感じる。
敏感な突起を包み込み、ゆっくりと撫でらる。舌の細かな粒々が、否応なく脳へ電流を走らせる。
体に力が入り、意識が支配されかかる。
冷静になれ、そう自分にいい聞かせる。
無意味かもしれない。
(いいえ、飲み込まれるもんですか!これまでも乗り越えてきたのよ!)
祥子は内心で喝を入れた。
グラついては立ち直る、そんな祥子を男は楽しんだ。
イカせるわけにはいかない。もっと楽しませてもらうよ。
中指をゆっくりと挿入した。複雑な膣壁が行く手を阻むようにまとまり付き、ザラザラした感触の領域にあるプックリした部分にたどり着いく。
ゆっくりと抜き差しを始める。祥子は反射的に脚を閉じようとするが、固定されていては叶わない。プックリした部分を指の腹が行き過ぎては戻る、を繰り返した。入口が応えるように収縮を繰り返し、腰がうねり始めた。
祥子は一瞬言葉を詰まらせたが、それを効果的な間に置き換えて話を続けた。
待って…まだ待ってよ。
痺れるようなクリトリスの快感とは違う、トロけそうな快感が体に染み渡り始めた。
腰を捩って回避しようとも、避けられない。
意思とは別に勝手に体が動く。
指を迎え入れ、逃せまいと追うように腰が動く。絶え間のない快感に理性が薄れかけ、振り切ろうと戦う祥子。
……ングッ!?
額に汗が浮き出る。
視線の下では指に絡み付いた祥子の粘膜を見せら笑う男の顔があった。
再び割れ目に唇をつけ、そっとクリトリスを口に含だ。単調な舌の動きに合わせ、2本に増やした指を膣の中で往き来させた。
祥子は口で呼吸をせざるを得なくなっていた。
(あぁ…いぃ…やめて、お願いだから…たまらない)
体に力が入らない。
途中からはどうやって話をしていたかも思い出せない。
気づけば椅子から立ち上がった住人達が、出口へと進んでいた。
後から聞かされたのは、額に汗をした祥子の熱弁に、殆どの住人が心を打たれていたというのだ。
プレゼン宛らに説明会を成功させた祥子。お辞儀をしたように白い台に突っ伏していた。関係者が駆け寄ってきたが、少し一人にして下さい…そんな祥子の願いに応じ、独り静寂の中にいた。
恥部を晒した下半身を見られるわけにはいかない。
再び戻ってきた関係者には、ここを片付けて帰ると告げて追い払った。
足下から這い出てきた男は出入口に鍵をすると、戻ってきた。
ふらつく祥子を立たせると自らが座り、勃起して反り上がるモノを取り出す。
呆けている祥子を引き寄せると祥子自らが跨がり、地割れのように裂けた祥子の中に沈めた。
子宮口に当たった。
前後に腰を動かす。
説明会の間、ずっと求めていた。
男の首に掴まり、激しく動いた。
乱れた髪の毛もブラウスも、汗で肌に貼りつく。
男の口に唇を重ねた。
唾液を吸い、上顎や頬裏の粘膜を舌で撫でた。
舌を絡ませ、唇で包み込み吸った。
これだ、これなんだよ!
男は心の底から興奮した。
ブラウスのボタンを外し、ショーツとお揃いであるブラジャーを押し上げる。
ババロアのよう柔らかいやや小豆色をした乳首を乗せた乳房が姿を現した。
吸い付き、舌で転がし、しゃぶる。
祥子が体を上下に弾ませる。
行き止まりの子宮口を突き上げるように当てた。
上半身を弓なりに反らせ、大きく痙攣を始めた。
膣の奥がうねり、入口が収縮する。
祥子を立たせた。
台の上の模型をどかし、寝かせる。
挿入した。
ヌラヌラと艶を放つ自らの分身が中に消えては姿を現す。
白く泡立つ粘液が絡みつく。
奥をノックし続けた。
その度にお互いの股間が付着した粘液が糸を引く。
祥子は上体を反らせ、頭を左右に振っては口をパクパクさせている。
2度、3度と大きく痙攣し、細かく体を震わせた。
荒い息のまま祥子の乳首にむしゃぶりつく。
一度、祥子から抜いた。
己を誇示するように飛び出たクリトリス。
舌で容赦なく弄った。
祥子は頭を持ち上げては後頭部を打ち付けた。
唸り、奇声を上げ、痙攣しながら潮をふく。
挿入した。
体力の限り突いた。
祥子がイク。
痙攣が治まれば、また突いた。
耳に心地よい祥子の喘ぎ声は今や、唸り声になっている。
反応が危機迫るようになると、体が痙攣を始めた。
段々と絶頂の間隔が短くなる祥子。
入口からノックする音と 共に関係者の声がした。
緊張が走る。
気だるそうに起き上がった祥子は、着ていた上着を腰に巻くと対応をした。スーツを腰に巻く人はそう居ないが、汗で前髪が額に貼りつく祥子を見て納得したように去っていった。
最後の確認だったらしい。
祥子は怪しい足取りで戻ってきた。
賢者モードに戻り、どうしたものかという雰囲気になる。
お互いの顔を見ては目を反らし、まともに見ることが出来ないでいた。
そっと祥子に近づき、口を重ねた。
それだけにで祥子はメスに戻った。
壁に手を着かせ、ゆっくりと挿入した。
頭を反らせ、大きく吐息をする祥子。
腰を掴み、突いた。
直ぐに反応を見せ、脚から力が抜けていく。それを支え、更に打ち付ける。
間をあけられたせいで、余裕が戻っていた。
辛抱強く同じリズムで打ち付けていく。
淫らな声を上げ、耐えていた祥子。どうにもならないといった風に崩れ落ちた。
祥子を起こし、挿入した。
後から羽交い締めをするように乳房を両手で掴み、突いた。崩れそうになると右腕で腰を支えなから、性器同士の交流を続けゆく。
祥子を寝かせた。
片足を持ち上げ、丸見えのソコに挿入する。
白濁した粘液が恥部周辺を汚し、出し入れする度にヒダヒダが後を追うように絡みつく。
突き続けた。
助けを求めるように祥子は口を開け、呼吸しようとする。
痙攣が始まった。
治まると同時に突いた。
直ぐに祥子は痙攣した。
仰向けにした。
さすがに祥子は拒んだが、無視した。
ああ…たまらねぇ
突いた。
突き続けた。
何度めかの痙攣を始めたが、今度はやめなかった。
気が狂ったように奇声を上げ、痙攣することを繰り返しす祥子。
その時が近づいてくる。
祥子に覆い被さった。
胸に潰されても尚、柔らかい乳房。
言葉を発することが出来なくなった祥子の息づかい。
絶頂を繰り返し、怪しい蠢きをしている膣の中。
祥子の汗の匂い。
全てが導いていた。
入口が閉まる。
鬼頭を潰すような圧縮感。
耐えられる限度を越えた。
…だめだ。
2度、3度、4度と放出した。
祥子は気絶していた。
※元投稿はこちら >>