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痴漢 官能小説

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投稿者:A
忌まわしいあの出来事から一ヶ月ほどが過ぎていた。祥子はあの後、失禁した自分の痕跡を急いで後始末をした。誰もいないことだけが救いだったのかもしれない。
正午前だった。時間を合わせてコンビニに走り、新しいショーツを購入してトイレで身につけた。
舐められ続けていた恥部が、暫くはヒリヒリしていたものだ。

重役からお褒めの言葉をもらった旨を上司から聞かされたが、祥子は素直に喜べない。あの出来事は仕組まれたものだと直感が告げていたからだ。あの男は一体誰だったのか。あれから祥子は用心を重ねパンツスーツ出勤をするようになり、暫くはスポーツジム通いも控えた。

有休を取り温泉にでもと思った。誰かが陥れようとしている、そう思うと自分の居ない間に何かを仕組ませる隙を与えたくはない。心身共に疲れていた。何もする気になれず、だからといって部屋に閉じ籠っていても気が滅入ってしまう。祥子は宛もなく街に出た。見るでもなく街の景色を眺めていると、犬と散歩をする老婦人とすれ違った。自分の犬を愛しそうにしながらも、犬のほうは早く先に行きたいとばかりに一生賢明に引っ張っている。幼い男の子が父親に肩車をされて嬉しそうにしていた。平和な休日の光景に、塞ぎ込んでいたことが急にバカバカしくなった。ふと空腹を覚えた。そういえば朝から何も食べていないことに気づいて、差し掛かった洋食屋で遅いランチを済ませた。

あれから季節が過ぎ去り、季節は初冬になろうとしていた。祥子は相変わらず警戒を怠らなかったが何事も起ることはなく、スポーツジム通いも再開して体を動かした。
心地よい疲労を感じながら家路につこうとしていた。駅前まで歩くとビラを配る男性に声をかけられた。普段なら軽く通りすぎるのに、その時は何故か足を止めた。まだ20代だろうか、人懐こそうな笑顔に無視出来なかったらしい。

マッサージ店がオープン、今なら無料でモニター体験…そんな謳い文句。断りきれず、無料だからいいかと店に向かった。

ここ暫くあの女を泳がせた。酷く警戒をしているらしいと報告をされてもいた。生活習慣は調べていた。やっと外出を始め、出歩くようになったのだ。性格も把握している。癒される対象に弱いのだ。網を張って待ち伏せ、仔犬のような笑顔で話しかけてみた。簡単に網にかかり、誘いだせた。後はプライドの高いこの女の弱みに漬け込んで、この間のお預けの続きをさせてもらうとしよう。

祥子が店内に入ってみると、マッサージを受ける女性達、アンケート用紙に記入する複数の女性がいた。角度的にこちらからはマッサージを受ける女性達の表情が見える。眉間にシワを寄せる人、気持ちよさそうに微睡む人、恍惚な表情を浮かべる人と様々だ。普通は見えないように配慮するべきだとは思う。違和感を覚え、祥子はアンケート用紙にその事を書き加えておいた。

自分の番にが回ってきた。私服のままか、専用のものに着替えられる選択が出来るらしい。祥子はスポーツジムの帰りは楽なワンピースに着替えることが多く、この日の服装はニットのワンピースだった。全身を覆うほどのバスタオルをかけられるので、私服のままを選んだ。

準備を終え、やって来たマッサージ師を見て軽い驚きだった。駅前で見たあの仔犬のような笑顔の青年だったから。青年もアレ?という表情をしたが、屈託のない笑顔で「よろしくお願いします」と挨拶をしてきた。

男は虫を殺さないような顔で祥子の前に出ていた。軽い驚きを見せ、爽やかな笑顔で挨拶をして見せた。目の前にあの卑猥な体があると思うと、早くも勃起していた。

マッサージが始まった。人を呼び込むくらいだから文句なく上手だ。乳酸が溜まった筋肉が解れていく心地よさに祥子といえば、眠気すら覚えた。時々、隣からマッサージ師が相手に話しかける声が聞こえる。お隣さんも私と同じかしらね、これからここを利用しようかな、祥子はぼんやりと思っていた。
脚を開かせられた。バスタオルをかけられているから差ほど気にならなかったが、本当にキワドイ所まで触れくる。それ以上に隅々までマッサージをしてくれていた。足の裏のマッサージは初めてだったが、思いの外心地いい。
仰向けにさせられた。
昭明が眩しいですよね、と心遣いに目蓋にタオルをかけてくれた。
肩から腕、掌から指に至るまで夢心地だった。特に掌、指は人にしともらうと、こんなに気持ちがいいのだと感心したものだ。柔らかな指使いにどことなく性的な感覚を覚える祥子。

何を考えてるんだか、私。

祥子は自嘲しながらも、遠くで寝た子が身動ぎをするのを感じた。
両腕、両手が終わり、再び下半身に移った。また足の裏からだ。丁寧に、丁寧に優しく解されていく。ふと、寝た子が寝返りを始めた。どこか性的な甘さを覚えるのだ。どこまでも丁寧だから脳が勘違いしていると、祥子は自分に言い聞かせた。

男は努めてマッサージをした。時々、愛撫を交えながら。段々と女をその気にさせてやる。
そして…。

足の指の間をマッサージ師の指が往き来する。
足の指の腹をマッサージの手の指の腹が優しく揉みほぐす。足の指先を撫でるように優しく、優しく…。寝た子が頭を起こすのを感じた。
気持ちいい…。
逆の足も同じように解されていく。
祥子は努めて普通に呼吸をした。気づかれない為に。

祥子の様子を見て男には手に取るように分かった。祥子の耳が赤く染まっているのだから。
まだまだこれからだ。

少しバスタオルを上げますね、リラックスしてくださいね。

祥子はマッサージ師のいう言葉にこの時点で抵抗するほどの理由がなかった。
小娘じゃないんだし、いたずらに反応するのも恥ずかしいし…。

マッサージは足の甲から足首、膝の周辺、太股まで触れてきた。さすがに不安を覚えたが、先程と違ってキワドイ所までは触れず、ボーダーラインのギリギリで引き返すことを繰り返した。

わき腹に触れてきた。優しく胸の下まで上がり、ブラに触れた所で引き返すのだ。何度も、何度も。体が熱くなるのを感じた。

もっと触れて欲しい…。

そう考えた瞬間、祥子は自分に嫌悪した。きっと生理が近いせいだから。そんな風に自分に言い聞かせる。だがマッサージ師の手が肋骨を撫でる度に吐息が漏れてしまう。

えっ?

祥子は違和感と驚愕を同時に覚えた。
太股の間にマッサージの両膝がねじ込まれたからだ。動揺しながら目蓋に被さるタオルを取る心の準備をした。
マッサージ師変わらずにわき腹から胸の下までの往復をしていた。
沸き上がる不安、沸き上がる欲望…。
不安と期待が交錯しながらギリギリの理性がグラつく祥子。

その時はあっさりと訪れた。
ブラジャーの下で乳房が歪む。マッサージ師の手ははっきりと乳房を掴み揉んでいた。

やめて下さい。

祥子は初めて抗議した。
タオルは取れなかった。

マッサージ師の手が離れた。
安堵と失望を覚えたが、その比率はどちらが大きいのか。

だが、これからだった。

いきなり両太股を掴まれたと思ったらマッサージ師の顔が祥子のソコに押しつけられていた。
さすがに祥子はタオルを取り、上半身を起こそうとしたが、下半身が持ち上げられて出来なかった。

ちょっと!

祥子は声を出しかけた。

男は小声で言う。

いいんですか、こんなにパンツを濡らして。
今の姿を周りの皆に晒されてもいいんですか?

祥子は男を睨みつけた。
が、次に発した男の言葉に体が凍りついた。

会社でのプレゼンは見事でしたね。
それにしても、よく耐えましたね。
今日はあの時の続きを最後まで、もっと気持ちよくしますね。

言い終わったら直ぐさま祥子の股間に顔を密着させた。
ショーツのクロッチは濡れ過ぎて、ヒダヒダの形そのままに密着していた。生地越しにも粘液らしいヌルヌルが浸潤して、口を離すと糸を引く。
クロッチを横にずらした。あの時に見た、卑猥な祥子が目の前にあった。
綺麗に整えられた陰毛が粘液で張りついている。
パックリと口を開く祥子はヌラヌラと怪しい光沢を帯びていた。

男は湧き出る粘液を下から舐め上げ、吸い上げて飲み込んだ。咽の粘膜に張りつくのを自らの唾液で流し込む。
あの時のように半分ほど顔を覗かせるクリトリス。あの時と同じように唇で包皮を押し上げ、吸引しながら舌の全面で刺激する。

祥子は両手で口を押さえなければならなかった。
あの時以上に腰を拘束され、暴力的な快感を否応なく感じさせられるのだ。
硬く勃起して張りのあるクリトリス。カリ首の周りをローリング、舌先で弾き、舌全面で小刻みに刺激を与えた。祥子は激しく腰を暴れさせ、最後に男の顔面に潮を浴びせかけた。

相変わらず声を出さないんだな。こめかみと首に血管が浮き出てたよ。でもどこまで我慢できるかな…

男は祥子から素早くショーツを抜き取り、脈打つ男自身を取り出した。
まだ呼吸が整わない祥子のソコにあてがうと、ゆっくり沈み消えた。

祥子は内臓が口から出そうな圧迫感に束の間だけ苦悶し、数秒後には体の奥から狂おしい快感が沸き上がるのに対峙せざるを得なかった。
繰り返し繰り返しポイントを通過する度、際限のない快感に襲われた。

男は快感に弄ばれる祥子の表情に興奮した。
祥子は中を往き来する速度に関係なく感じるらしい。
スローピストンなら恍惚し、速度を上げればこれ以上のない鬼気迫る反応を見せる。

まだまだだ。

子宮口を目掛けてドラムを叩くように突き始めた。すると上半身を弓なりに反らせ、両腕を胸の前で震わせながら握り拳を作った。
半開きの口はガクガクと定まらず、その目は虚ろ。
とうとう喘ぎ声が聞こえ始めた。
咽を絞ったように、くぐもらせ…

あ~ぁ~うぅ~…あぁ~あぁぁぁ~っ

祥子は無意識に首を左右に振り続け、強烈な波が押し寄せる度に限界まで体を反らせた。

この女、たまらねぇ。

男は陥れる対象の女に初めての感情を覚えた。
祥子に体を重ね、唇を合わせた。

いつの間にか男の舌が口の中に進入してきた。
絶え間なく注がれる快感に思考などはなく、本能のままに祥子は男を受け入れ絡ませた。唾液を飲み、舌そのものを唇で包み吸引した。

もっと、もっと、もっと…。

男は射精を我慢しなければならなくなった。
こんなことはいつ以来だろう?

ダメだ…もうモタねぇよ…このオレが情けねぇ。
とんでもねぇ女を相手にしちまった…。

祥子は男にしがみつき、スパートする男を下から持ち上げる勢いで弓なりになりながら何度目かのその時を迎えようとしていた。

突然、男の動きが止まった。2度、3度と短く痙攣して停止した。

祥子の膣の中では子宮口が男の精液を吸い込んでいた。その間も祥子の体は快感の波が治まらず、その只中で溺れていた。

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23/09/09 19:10 (1v6WnMMl)
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