次の訪問先でも祥子は、そつなく終えた。
先程まで快楽の最中にいたというのに。
ここでも先方の祥子を見る目は、舌舐めずりをする雄の欲望を秘めていた。祥子は自分の自覚以上にセックスアピールをしていることに気づかない。無理はない、この美貌、体なのだから。
夕方が近い。宿泊先を聞けば当然、男が手配していた。
風情のある老舗旅館。
露天風呂が売りのひとつなんだとか。
祥子は体の”汗”を早く洗い流したかった。
脱衣所で身につけていたものを外し、祥子は広々とした露天風呂に目を奪われていた。
乳白色の湯、真ん中に大きな岩があり、東屋のような屋根まであった。
祥子は”汗”を流し、湯に浸かった。
周囲は塀で囲われて景色は見えない。その代わりに日本庭園のように見事な景観に心癒される。
立ち上がっては体を冷まし、湯に浸かる。祥子は小一時間ほどそうしていた。
入口に人の気配を感じた。見ると、部下となった男だった。男女混浴な筈はない。これもこの男の策略。どういう手を使ったのか、今更驚くことではない。
祥子はのぼせ体を冷ますのに立ち上がり、岩に寄りかかった。
男は祥子に見惚れた。
見事なプロポーションなのだ。
今日の会った男達を思い起こした。皆、祥子を見て視姦し、妄想の中で犯していたのだろう。
男はゆっくりと祥子に近づいた。
祥子の体の全貌を初めて眺めた。
これが何度もこの手にした祥子なのだ。
祥子は僅かな羞恥心を表し、目を伏せる。
唇を重ねた。
控えめな対応だ。
片方の乳首を口含み、舌で転がした。
もう片方を優しく揉み、乳首を刺激する。
段々と硬度を増してゆく。
祥子から吐息が漏れる。
胸から下がり、脇腹ら臍、敏感なクリトリスに辿り着く。既に粘液が溢れていた。
指で触れると張りがあり、つるつるしている。
口に含み、愛撫をしてゆく。
男は吸引した。
祥子は顔に苦悶を浮かべ、カリ首をローリングさせると嫌々をするように首を左右に振る。
なだらかな流線をみせる面を、舌で叩き刺激する。
息苦しそうに顎上げて喘ぎ、腰を無意識にうねらせる。
そのまま指を挿入する。
ゆっくりと上下に往復。
ザラザラした膣壁の中に、小さな膨らみを見つけた。そこを意識的に刺激していゆく。
祥子はだらしなくガニ股となり、深く甘味な刺激に体がトロけてゆく。
後ろ向きにされた。
右足を岩に乗せるようにされ、何かがアソコに触れると押し広げるように進入してきた。
湯面とは異なる音がし始める。
じゅぷっじゅぷっ
いぃ……すごいっ…
目蓋を閉じて悩ましげに頭を持ち上げ、絶え間ない快感に耐えかねガクンと下げる、それを繰り返した。
自我を失い、甘い世界を漂流していた。
そんな祥子の虚ろな瞳に何かが映った。
驚愕し、現実に引き戻された。
岩の反対側に、こちらを見ながら見ながらの逸物をにぎる男性が数人、そこには居たのだ。
いつから見られていたのか。
そんな祥子の思考は、体の底から湧く快感が邪魔をする。
何とか男に知らせて中断させようとするが、執拗に祥子の中をかき回している。
ちょっとまって!…お願いがいだから…まって…
理性と快感が混ざり合い、次第にその比率は後のほうが濃くなってゆく。
祥子はホワイトアウトに遭遇し、思考は殆んどが停止した。
祥子はトロンとした目で考えるでもなく、揺れる視線の中で男性達を見つめた。
こちらを見ながら、握り締めた逸物を懸命に動かしている…動かしている…動かしている…。
男達は始めから見ていた。合図があるまで隠れているように言われていた。そうすれば、いいものが見られるというのだ。
かなりのいい女だった。
やっと合図がされた。
近寄って女を見ていたが、よがり狂って俺達に気づきもしない…あっ、気づいた。慌てている、そりゃそうだろうな。……ん?また俺達が見えなくなったか?エロい女だ。
ん?こっちに来いって?いいのかな、おい、行ってみようぜ…。
男は祥子と繋がったまま露天風呂の縁まで行くと、祥子を膝に乗せるように座り、脚を一緒に開いて結合部を披露した。
祥子は男達から顔を背けるが、全裸を晒していた。
男は男達に近くに寄らせ、結合部を至近距離でみせた。
根本まで飲み込まれては、半分ほどが出てくる。
両手で掴む乳房は、指の間から乳首が飛び出て、時々摘ままれで形を変えては元に戻っている。
クリトリスに指を伸ばした。
こねくり回し、震わせるように刺激する。
暴れる腰を回した腕で押さえ、続けると腰が浮いて男根は抜け、派手に潮を吹き上げた。
タオルを引いて祥子を仰向けに寝かせた。
男達に挿入する所から見せた。
ゆっくりと飲み込まれてゆく。
動いた。
丁寧に、激しく、強弱をつけ祥子を攻めてゆく。
祥子は我を忘れ、うなされたように頭を左右に転がす。
何度も背中を浮かせ痙攣 した。
落ち着くとまた抜き差しが続行され、今度は先程よりも早く痙攣を始めた。
ペースを落とし、祥子に唇を重ねた。
祥子から積極的に舌を絡ませてくる。
その間も子宮口を叩くことを忘れない。
起き上がり、インサートを再開。
悶え喘ぐ祥子を前に我慢できない男達は、逸物をシゴキ、祥子の顔や体に放出してゆく。
よくもこんなに続けられるもんだ
男の精力と体力に半ば呆れ、羨望の眼差しを向けた。
その男も限界を迎えていた。
唸りを発し、数回に渡り祥子の中に注ぎ込んだ。
気がつくと、祥子は部屋の中で寝かされていた。
きっちりと下着も浴衣も身につけて。
誰が着せたか聞く気もしない。
部屋で運ばれた懐石料理に箸をのばしていた。
ビール、日本酒と進む。
この男はアルコールが弱いようだ。
早々に潰れた。
仕方なく布団まで引き擦った。
浴衣が乱れ、パンツの盛り上がりが目についてしまった。
数時間前、私を狂わせた張本人が目の前にあった。
パンツを引き下げていた。
まだ勃起するのかしら…
口に含んだ。
舌を絡ませ、鬼頭を苛めた。
徐々に硬度を取り戻してゆく。
あら、しぶといんだ…
数分後には見事に勃起をさせてみせた。
どうしようかしら…
祥子は日本酒を咽に流し込むと男に股がり、ゆっくりと腰を沈めていった。
唸る男を前にして、祥子は優越感を覚えた。
私が犯している。
奥まで当たる、凄くいい。
思う存分、男を蹂躙した。
途中で射精したらしい。酒に弱い男はこんなものなのか。構わなかった。
尚も犯し続けた。
力を失わないことだけは誉めてもいい。
あぁ気持ちいい。
凄いわ。
もうだめ、だめ…
だ…め…いっくぅっ…
祥子は今日、何度目かの絶頂を迎えて男の上に崩れていた。
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