上司の部屋に呼ばれた。
祥子の直属の上司ではなく、重役である。いくら祥子といえど滅多にあることではない。緊張を隠しドアをノックした…。
祥子は自分のディスクにつき、ぼんやりと考え事をしていた。何なのだ、この時期に移動してくる人材を、ウチの部署に?異例だったが拍子抜けもしていた。面倒な人間でなければいいけど…。
祥子の僅かな懸念は的中した。
祥子の前に、あの仔犬のような笑顔があった。
どうして…どんな手を使ったというの…。
男は祥子に爽やかな挨拶をして、自席についていた。
暫くは何事もなく過ぎた。
ある日、直属の上司に呼ばれた。
”新人”と当面は資料の整理を指導して欲しいというのだ。勿論、抗議をしたが、上からの要望だというのだ。重役の知り合いの息子、人材育成、この言葉が強調された。要するに逃れられないということらしい。
男の人前での振るまいは完璧だった。腹ただしい。
資料は社屋の片隅に位置している。即ち用がない限り誰も来ないということだ。
勝手にさせるものか…。
祥子は心に鉄壁を築いていた。
古い人間の考えはやはり古く、未だ紙で残すことに拘りがある。少しづつ電子データ化しなければならないが、他にいくらでも人がいるではないか。思わず内心で毒づいてしまう祥子だった。
男は予想に反し、祥子に、仕事に従順だった。
この時までは。
突然、女の悩ましい声が祥子の耳に入ってきた。
えっ、これは…
祥子は弾かれたように顔をあげた。
男が掲げたスマホには、あの時の男との情事が映っていた。よがり狂う、祥子の姿が。血の気が引いた。言葉が出なかった。このことの意味することは、理解していた。この男を葬り去るには共に、自分のこれまで築いてきたキャリアを捨てることになるのだ。
自問自答を繰り返した。
出来ない…覚悟するしかなかった。
男は祥子の足下に屈んだ。ゆっくりと下から撫で上げ、ゆっくりスカートをたくし上げてゆく。
祥子はスカートを解禁していた。スカートを身につけないことは意味のないことだと知ったから。
祥子は屈辱に下唇をかんだ。
悔しくて涙が溢れうになるその目で、男を睨む。
男の目前にショーツが現れた。レース模様が美しく、シンプルで眩しい白いショーツ。漆黒の陰毛が透けて見え、男心を擽った。
祥子に脚を開かせた。
男はソコに顔を埋めて息を吸い込み、女臭を肺に充満させてゆく。
男の下半身へと血液が次々に流れ込んでゆく。
鼻と唇を破れ目に食い込ませ、上下に這わていった。
祥子は体温が静かに上昇してゆくのを認識していた。
破れ目をこじ開けあられ、熱い息と共に男の鼻が、唇が、舌が、生地越しに挨拶している…!?
祥子の背中に電流が走る。
男がクリトリスにねちっこく絡み始めていた。
急速に硬度を増してゆき、主張を始めた。
神経に直接触れるような、強烈な刺激が自尊心を攻撃する。
だめっ!やめてっ!それ以上しないで…
男の唇がクリトリスを挟み、舌先で転がし、弾く。
…!?…!?…!!!
祥子は腰を前にせり出し、男に押しつけ腰を揺らした。
あぁ…いぃ……
ショーツが下げられた。
そのまま片足の膝に残され、剥き出しの祥子にむしゃぶりつく。
男は唇でクリトリスを捕らえ、様々な拷問を与えた。
ボクシングの練習風景で見るような、連打を舌先で浴びせる。カリ首の周りをローリング、吸引しながら流線を描く面を優しく繊細に刺激する…。
溢れる出る粘膜を利用しながら、破裂しそうなほどのクリトリスは…祥子は激しく痙攣し、崩れ落ちた。
まだ息の整わない祥子の目の前に、今や愛しい物が…脈打ちながら反り立ちながら現れた。
誘われるように、祥子は無意識に口に含でいた。
理屈ではない。
欲しかった。
口の中に粘膜が広がる。
咽の奥に溜まり、貼りつく。
激しく噎せて唾液と一緒に吐き出し、また口に含んだ。
男は祥子の肩を掴み立たせると、片足を担ぎ上げた。
卑猥に口を開けた祥子は、先端を拒むかのような抵抗を見せたかと思うと、誘い込むように飲み込でいった。
…ヴゥッ
祥子は息が詰まった。
束の間の圧迫感が過ぎると、腹の奥に重苦しさを覚えた。数回、往復を繰り返されると熱い吐息が漏れる。
内腿を粘膜が伝いさがる。
出し入れの度にニョリニョリと卑猥な音を響かせ、中では執拗に膣壁を削るアレが、祥子をただの雌にしてゆく。
後を向かされた。
奥まで、きた。
あぁ…凄いっ…もっと…いぃ…
男の物が一瞬、膨らんだようになると、放出していた。
えっ!?うそでしょ?
祥子は、まだだった。
不満だった。
男は焦っていた。
何なんだ、嘘だろ?
祥子の締め付けはいつもに増して強力だった。
大袈裟にいえば、血圧測定器のように男を締め上げた。否応なく膣壁にあるザラザラが男を攻撃した。絡みついた。無理だ、我慢できない…。
男は放心していた。
祥子はこんな男を見るのは初めてだった。
無性に腹が立った。
何よ、いつも余裕のある顔で人をいたぶる男が…
男を押し倒した。
びっくりする男を無視した。
男に股がり、男を飲み込んだ。
男は焦っていた。自分の意思などまるで無視をされている。
射し込まれ、蹂躙されてゆく。
ちょっとまて…ちょっと待ってくれ…うぅっ…
祥子は男を無視した。
焦る男をみて、痛快だった。
少しは役に立ちなさいよ!
んんっ…いぃ…たまらないっ…
祥子は男を自由に弄んだ。
歯を食い縛り耐える男を前にして、自由に奥まで当て続けた。
あぁ…だめっ!
祥子は体を大きく反らせ、突っ伏した。
息を整えながら立ち上がった祥子は、スチールディスクに仰向けに横たわった。
祥子は怪しい光りを宿した目を男に向けた。
不承不承という感じで男は祥子に近づき、断れないことを悟ると再び祥子の中に進入せざるを得なかった。
男は知らなかった。
祥子はヒップアップの為、トレーニングを増やしていたことを。
ヒップを鍛えるということは、下半身のあらゆる場所が強化される。
骨盤底筋、即ち膣の収縮も強力になるということにる。そのことに祥子自身は気づいていなかった。
ぐぅっ…たまらねぇ
男は苦悶する。
いぃ…たまらない…あぁ
祥子は思考が働かなくなり、ゾーンに足を踏み入れていた。
くっ…くうっ…んっんっん~はぁ~っ
だめっ…耐えられない…いや~っ!
男のプライドに火が灯った。
悶え喘ぐ祥子を前にして、残酷さが顔を出す。
一瞬ペースを落とすと、祥子は痙攣を始めた。
間髪入れずインサートを開始。祥子の子宮口を叩く、叩く。
打ち上げられた魚のように痙攣し、潮を吹く祥子。
更にインサート。
咽の奥から出したような、野太い声をだしながら顔を激しく左右に振る。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ!
背骨が折れそうになるほど体を反らせ、大口を開ける祥子。
限界だった。
ぐぅ~ぅぅっ!
射精した。
うねる膣壁が尚も鬼頭を撫で上げ、男をも痙攣させた。
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