-ピンポーン-
アパートのチャイムが鳴った。
彼は飛ぶように玄関へと向かった。
ワクワクしながら玄関のドアを開けると、そこにはガタイのいい薄汚い作業着を着た男性が立っていたふ。
男性は低い声で無愛想に挨拶をした。
『家事代行の者です。部屋の片付けに来ました』
『は、はい、、』
エロい痴女スタッフはどこにも見当たらない。
現実とはこんなものだ。
AVのような展開を期待した自分が恥ずかしくなった。
男性スタッフは部屋に入るなり片っ端からゴミを集めていく。分別などお構いなし。荒っぽくガサツにどんどんゴミ袋に詰めていった。
30分もたたないうちにワンルームの部屋はひとしきり片付き、集めたゴミ袋は10袋にもなった。
『大きいゴミはだいたい片付けたんで、あとの細かいところは後から来る清掃スタッフに頼んでください。それじゃ私はこれで』
男性スタッフはそう言ってトラックの荷台にゴミ袋を放り投げ走り去っていった。
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