尚も彼の激しいピストンは続き、狭い仮眠室に2人の連結部から発せられる淫らな打音が響く。
『はぁ、はぁ、そろそろ、イキますよ、お客様、しっかり、受け止めて、くださいね、、ああっ、、』
「あぁ、ダメ、、赤ちゃん、できちゃう、、ダメ、ダメぇ、、」
『あっ、、くぅっ、イクっ!』
彼の動きが止まり、千紗のいちばん深いところに精液を放出する。ドクン、ドクンと注ぎ込まれる子種を逃すまいと千紗の膣肉がキュウっと締め付ける。悲しくもオンナの本能がそうさせる。
放出を終えた彼が陰茎を引き抜くと、中からは赤が混じった濃い精液がドロリと溢れ出した。
千紗はまばたきすらできずに放心状態でその場に仰向けになっている。
満足した運転士は備え付けのボックスティッシュから何枚もティッシュを引き抜き、自分の精液と千紗の愛液と赤で汚れた陰茎を拭い、制服に着替え始めた。
千紗はやっとの思いで体を起こし、無感情のままに服を着る。膣からの溢れがまだ収まらない。彼女は泣きながら何度も何度もティッシュで拭った。
. . . . .
バスは待機場を出発し、千紗が降りるはずだったバス停に向かった。
バス停では千紗の恋人が遅すぎる到着を心配そうに待っていた。
千紗はバスを降りようと乗降ドアに向かった。おぼつかない足取りでなんとか歩き、バスを降りる直前に精一杯の笑顔を作った。
「ごめん、待ったぁ~? 会いたかったよぉ」
千紗はいつもと変わらず明るく振る舞い、出迎えた恋人に駆け寄り思い切り抱きついた。
彼の背中には千紗の涙の雫がこぼれ落ちた。
恥辱の夜行バスは今日もどこかで貴女を乗せて走っているかもしれない。
終
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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