そう言えば・・・
と、数日前に体を合わせた時の彼女を思い出す。
いつものようにキスをして、右の乳首に舌を這わせた時、「いやっ」と言いながら左胸に伸ばした手を振り払うように体を捩った。
珍しいくらいの強い否定に戸惑った。
背を向けた彼女の背中から優しく抱きしめると、それすらも嫌がった。
結局は彼女の方からこちらに向き直り、小さくゴメンと言うのでそのまま続いたが・・・
もしかすると、痴漢の経験は彼女にとって嫌な体験だったのでは?
俺が求め続けるから応えてくれているだけで、本当は後ろからの行為にトラウマを感じるくらいに嫌な体験だったのでは。
そう言えば、もともとバックも好きじゃなかったな・・・
恥ずかしがり、後ろから腰を捩って抵抗する彼女を思い出していた。
うなだれた頭を左右に振り、掴む手を腰を振って逃げようとする彼女の腰のくびれ。
そして、それでもしつこく求めた日の、挿入した瞬間の悲しそうな声を。
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「こいつ、自分から締めてくる」
誰かの囁く声が聞こえる。
目の前の男は満足そうに左の乳首を抓って引っ張り上げる。
後ろに立つ2人と右側に立つ男は交互に、時には同時に私の中に人差し指を挿入してくる。
曲がった指が粘膜を押し広げ、ピストンする指が掻き回してくる。
曲がったまま抜かれていく指の横で、別の指が左右に揺れる。
クリトリスは左側の男が指で摘んでいる。
自分から求めるように、腰を突き出してしまう。
恥ずかしくていやらしいと思う姿勢を自分からしてしまう。
前から太ももの内側に伸びる右側の男の指は私の腰を追いかけ、後ろの2人は突き出された腰にむかってさらに激しく指を動かす。
3回目の絶頂を、目の前の男の舌を受け入れながら感じる。
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