早く起きすぎたせいで、布団にくるまったまま意識が朦朧としはじめていた。
寝転んだまま、手に持った目覚まし時計の文字盤を見る。
9時46分
2日後の土曜日に会うはずだった。
食事中に、言いにくそうに、週末に予定が入ってしまったと言っていた。
俯いて、少し顔を赤くした彼女に、強がって「いいよ」と答えた。
次に会えるのは来週のいつになるだろう。
待ち遠しい。
そう思いながら目を閉じた。
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木曜日の朝。
一線を超えてしまった翌日なのに、昨日と同じように用意をする自分がいた。
一晩中、後悔しながら興奮していた。
男のいやらしい笑顔が真っ暗な空間に浮かび背筋が寒くなり、けれど身体中に指と舌の感触を思い出して欲情した。
「いやらしいおんなだ」
「いんらんだ」
電車の中で聞いた、誰かの声が耳に残っている。
「このおんなじぶんからしめつけてくる」
「どろどろだ」
耐えられないくらい恥ずかしい。
自分がこんな姿になるなんて。
こんな姿を誰かに・・・あんな大勢の男に知られるなんて。
「いんらん」
「へんたい」
「ほら、ひとりめだ」
私の左手の指はまだ痛む乳首を抓り、右手の指はクリトリスを摘んでいた。
ベッドの上で何かから逃げるように体を捩りながら、自分の中に挿入された形と温度を反芻しながら喘ぎ声を我慢していた。
一人目は、背の高い男だった。
そのオチンチンは、背の低い私の中で、膣の上側の粘膜を擦るように動いていた。
男が腰を突き出すたび、粘膜に押し付けられたオチンチンが膣の上側を登っていった。
乳首はピストンの動きとは反対に抓られ、腰や胸は別々に伸びてきた誰かの手で揉まれる。
痛みと快楽をかんじながら、誰かの囁く私を罵る言葉を聞きながら、膣の粘膜は内側から圧迫され続けた。
数分後、腰を掴む男の両手に力が入り、膣の中に熱い精液を感じた。
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