いつ、どこで、何を経験したのか、何がきっかけだったのか・・・
明確なモノを覚えてる訳ではない
それほど沙織の性に対する目覚めは早かった
古い記憶には、草むらに隠れ、落ちている成人男性用の雑誌をめくった記憶がある
あれは確か・・・低学年の頃だったのではないかと思う
暑い夏の日差しと ほほを伝い落ちる汗と
眉を細めた苦悩の表情を浮かべる女と その体に絡みつく男たちの手・・・
友人に確かめる事はできなかった
隠さなければいけない事だと自然に理解していた
自分自身でも持て余すその感覚を、いつも隠れて感じていた
悪い事だと思った
自分を変だと思った
けれど抑えられず、我慢できずにいた
誰にも言えない秘密が、一つずつ重なるように心の底に溜まって行った
そうして沙織は、ゆっくりと歪んでいった
中学になったある日、自分の卒業した学校がニュースになった
その頃、よく世間を賑わしたのと同じ、ロリコン教師についての報道だった
まさか、あの人が?
怪しいと思っていた
最低
思い思いに自分勝手な言葉をはく友人達と雑談しながら沙織は思っていた
(今日から、もうあそこに行かなくても良いんだ・・・)
「沙織って、アイツ知ってんの?」
(知ってるわよ・・・私はあの男の『教え子』だもの・・・)
「そういえば、アイツの放送部に入ってたよね」
(全部を教えられた後、もっと手を出しやすいように放送部に入るように命令されたのよ)
「どんな事してたんだろ・・・最低だね~アイツ」
(いろいろよ・・・舐め方から 気持ち良くなる方法まで全部・・・)
その夜、沙織は自室のベットで 久しぶりに誰にも触れられなかった自分の体を自分で触った
仰向けに寝て 宙を見上げながら右手を股間で動かし続けながら 意識は教師の顔を、指を、行為を思い出していく・・・・
放送室のテーブルに腰を掛けている男
その開いた足の間に座り、ズボンのチャックを降ろしていく
指を中に入れ、トランクスの隙間から引き抜く
「ほら いつもの通りに・・・」
男はそういいながら いつも沙織を撫でる
髪に指を通し、首筋を指先でなで、膨らんでいない胸を揉む
沙織は小さな口から舌をだし 男の目を見ながら先にキスをする
カリの裏の筋を 舌から上に何度も舐める
溝に沿って舌を這わせ、順番に全部に唾液を塗り付けていく
「そう・・・いい子だね・・・」
男の指が服のボタンを外し、中にゆっくりと入ってくる
乳首を撫で、軽く摘まんで引っ張られる
自然と声が出てしまう
我慢しようとするが いつも口から声が出てしまう
恥ずかしくて 沙織はチンポを口に含む
小さすぎる口に 男のモノは全部は入らず
カリが入っただけでいっぱいになってしまう
けれど沙織は教えられたとおりに顔を前後に動かし 時折、カリの裏に舌を押し付けたまま左右に首を振る
男は沙織に まるで風俗嬢のような仕草を仕込んでいった
その容姿に似合わない まったく真逆の仕草を仕込んで楽しんでいた
そしてそれは 屈折した沙織の性癖にマッチし 沙織を興奮させる事にもなっていた
だから 沙織はとても飲み込みのいい・・・変態教師にとって理想的な玩具だった
「そう・・・玉に吸い付きながら手を・・・そう・・・上手だよ・・・」
沙織はまるで風俗嬢のように 目を見つめながら手と舌と唇を使っていく
手は上下させるだけでなく 指でカリをなぞったり裏筋を指先でなぞっていく
吸い付いたまま口の中で舌を動かし 唇で甘噛みしながら玉を揉む
より卑猥にする事で沙織は自分の変態さを自覚し興奮する
興奮するとさらに動きが卑猥になる
いきそうになりながら沙織は考える
今日から もうアレがない
あの男はいなくなってしまった
これからどうなるだろう
耐えられるか
我慢できるか
自分を抑えられるか・・・
快楽を知ってからの この日からの数年間の時間が 沙織から後戻りする選択を奪う
抑圧された性欲は沙織の理性を簡単に怖し その体を男達の前に差し出してしまう
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