京都駅に着きバスを降り荷物をだした。「晶さん泊まる所は?」「決めてないです…無計画だから」「じゃあ私が予約したホテルに泊まりません?」「いいんですか?」「はい」「じゃあお言葉に甘えて…」タクシーを捕まえ恵理さんが「〇〇ホテルまで」と行き先を伝えた。俺は(〇〇ホテルって確か高い所じゃん…この人はいったい)と思ったが無宿旅なので(まぁいっか)と思いながらホテルに向かった。ホテルに着きフロントで「〇〇ですが」と恵理さんが言った。カードキーを貰いボーイが「こちらです」と案内した。5階で降り部屋へ入った。ベッドが2つあった。俺は「恵理さん…誰かと来る予定だったの?」と聞くと「うん…夫と」と済まなそうに言った。「ええ!?結婚してるの?」「ごめんなさい…何も言わないで…」「いやっ…構わないけど」「本当はね夫と来る予定だったんだけど…あの人浮気してて…それでケンカして…この前別れたの」いきなりヘビーな話しだった。「ほらっせっかくいいホテル予約したのに勿体ないじゃない?だから友達誘ったんだけど…皆いそがしくて…」と言った。
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