あと少しで家に着くけど、もう限界でした。
途中の焼肉屋さんでトイレ借りればよかった。
でも、ああいうところは男女兼用だったりするし。
人通りもないし大丈夫と思って、たまたま見つけた
駐車場の奥のほうの陰になったところへ向かいました。
急いでパンツを下してスカートをまくって
しゃがんで尿を解放しました。
ふうーって息を吐いた瞬間、
「おねーさんっ」
後ろから声がしました。
「こんなところでそんなことしちゃだめじゃない」
慌てて立ち上がってスカートを直して振り向くと知らない男が近づいてきます。
「わたし、何もしてません」
男は濡れた地面を指さしながらニヤニヤする。
「証拠の動画もあるよ」
動画? って驚く暇もなく、男は言葉を続けます。
「さっきの電車で痴漢されてたでしょ。
ぜんぜん抵抗してなかったよね。」
男が近づいた分、私が下がる。
そして、駐車場のフェンスに私の背中が当たった。
男は私に痴漢行為を始めた。
電車のドアに見立てて、フェンスに私を押し付けて、
向かい合ったまま、スカートをまくり上げます。
パンツは下りたままなので下半身は裸でした。
痴漢は自分の流儀というか手順を踏んでいるようで、
満足そうだった。
ところが胸を触りだしたとたん急に、挿入しようとして
襲い掛かってきた。
私は夢中で男を突き飛ばしていた。
そして、夢中で走った。
「逃げたら動画…」
遠くから男の声が聞こえたが、通りに出てもとにかく走った。
そんな動画なんて、暗くてよく映るはずないし、顔だって映ってない。
そう信じたかったし、信じるしかなかった。
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