【04】
次の日、学校で会った紗耶香はふつう通りに接してきた。昨日の気まずさが
ウソみたいにいつも通りの紗耶香と香奈の関係に戻る事が出来た。
放課後になり紗耶香と由美が教室に呼びにきた。
「香奈ぁ、行くよぉ、早くしないと竹村先輩怒るよぉ?自分より先に来て用
意してないってさぁ。」
由実の話し方は何だか力が抜けて面白い。
「アタシら先にいってるから!」
紗耶香がそう言うと2人とも駆け出した。
「ゴメン・・すぐ行くから・・。」
香奈はそう答えたが、その声はやはり小さく、駆け出した2人には届かなか
った。
急いで机の中のものをバッグに詰め込み、教室の後ろにあるロッカーから荷
物を取り出すと慌てて教室を飛び出し部室に向かった。
玄関をでて体育館の横にある部室の近くに来た時に紗耶香と由美の姿が見え
た。
香奈は両手のバッグを持ち直しまた走り出したその矢先、段差に足をとられ
体勢を崩し前方に転がるように派手に転んでしまった。
ハッと我に返ると青い空が見えた。どうやら一回転して仰向けになったらし
い。
「イタタタタッ・・・。」上体を少し起こして周りを見渡すと部活に行く途
中の生徒達がこちらを見てニヤニヤしていた。
『あちゃ~はずかしぃ。でも・・なんでみんなジッと見てんの?』
香奈がポカンとしていると紗耶香が何か大声を出して駆け寄ってきた。
「香奈ぁ!!スカート!!スカート!!見えてるって!!見えてるよ
ぉ!!」
『紗耶香?何?なに言ってんの?スカート??』
香奈は自分の下半身に目を移した。
転んだ拍子にスカートはその殆どがめくれあがり白い下着が露わになってい
た。オマケに投げ出した足は片方を立て片方を広げたまま股間を剥き出しに
していた。
「・・・・ッ!!!!!」
声にならない声を上げスカートを戻し下半身を隠すと香奈の顔は見る見る紅
潮しその場にうずくまってしまった。
駆け寄ってきた紗耶香が凝視していたバスケ部の男子に喚き散らした。
「アンタ達!!何見てんのよ!!アッチに行きなさいよ!!見ないでよ!!
お願いだから見ないでよ・・・。」
紗耶香は涙目になって周りにいた男子達を追い払っている。
『紗耶香があんなに取り乱してる・・アタシよっぽど恥ずかしい格好してた
んだ・・・そんな格好を大勢の男子に見られたんだ・・・イヤだ・・・恥ず
かしい・・・見られた・・・あぁ・・・ドキドキしてきた・・・紗耶香・・
なんで泣いてるの?・・・泣かないで・・・でも・・・恥ずかしいの
に・・・ドキドキする・・・なに・・これ?・・・アタシ・・・濡れて
る・・・なんで?』
「大丈夫?立てる?」
紗耶香が手をさしのべている。
由美は見ていた男子達を追いかけ回している。
香奈は紗耶香の手を握り立ち上がった。幸いケガは無いようだ。
「ちょっと腰が痛いけど・・大丈夫だよ。」
紗耶香は目をこすりながら良かったと言ってる。
「紗耶香?どうして泣いてるの?アタシ・・そんなに恥ずかしい格好して
た?」
香奈は紗耶香の肩を抱きながら言った。
「うん・・あ・・違う違う!・・なんだかワカンナいけど香奈がすっごい転
んで暫く動かなくて・・・頭打ったかもとか思って・・・まわりのヤツらが
ニヤニヤして香奈を見てるし・・・なんかムカついちゃって・・・わかんな
いけど涙でてくるし・・・ふぇぇぇえん。」
普段はお喋りでギャル系に憧れてて男勝りなところもある紗耶香が、その綺
麗な顔をクシャクシャにして涙を流し香奈の胸に頭を預けていた。
香奈はそんな紗耶香が愛おしくなりギュッと抱き締めた。
由美は1人の男子に狙いを定めホウキを持って追い回している。
香奈は紗耶香を抱きしめながら先程の羞恥を思い出し、またあの複雑な感情
が湧き上がってきたのを感じた。
『アタシ・・・見られて興奮してる』
その夜、香奈は昼間の羞恥を思い出しながら、さらに複数の男の前で服を脱
ぎ脚を広げオナニーをしてみせる自分の痴態を妄想しながら激しくオナニー
し絶頂を迎えた。
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