どろっとした精液が下着の中で、垂れていました。
今までも、おちんちんを擦ったりすると気持ちいいと思っていましたが、精子が出たことに驚き、へなへなと床にしゃがみ込んで、精液の付いた指の匂いを嗅ぎました。
これが精子の匂いなんだ、僕も大人になったんだ・・・。
他人の家、先生の画でのオナニー、初めての射精、犯罪でも犯したような罪悪感でいっぱいでした。
ここから早く立ち去ろうと、スケッチブックを元の場所に戻し、引き出しを閉めます。
しかし奥までちゃんと閉めたのに、なぜか手を離すとスルスルと前に出てきます。
このままだと、引き出しを開けたことが、中を見た事がバレてしまう。
しかし何度やっても同じでした。
このままにして帰るか、どうしようか、手を放していたら、ガタンと大きな音がして机が傾きました。
引き出しの重さで机が持ち上がり、上に置いてあった花瓶が倒れ、中の水がこぼれてゆきます。
ああっ、ど、どうすれば・・もう元に戻すのは無理だ。
股間は、精液が滲んで大きなシミになって、生臭い匂いが立ち上ってきます。
この音を聞いて先生はまもなくやって来るだろう・・・。
もう訳が分からなくなって、先生の家を飛び出していました。
公園のトイレで、ズボンを脱いでパンツを洗い、乾くまで自転車を漕いで時間を潰し、家に帰りました。
幸いなことに、先生から連絡が入ることはありませんでした。
濡れて蒸れた下着を履いて町中を徘徊したこと、そして先生の家で見たバスタオル姿の女の子、裸ばかりのスケッチブック、初めてのオナニー、自分が大人になったことなどが頭の中をぐるぐる回り、その夜は、殆ど眠れませんでした。
次の先生の所に行く日は火曜日でした。
重苦しい気持ちとあのバスタオルの子に会えるかもしれないという期待、そしてまたあのスケッチブックが見たい、そんな好奇心の方が勝って、結局、重苦しい足取りはそのままに、いつもの時間よりも早く先生の所に来ていました。
玄関には、先生以外の靴は無く、あの女の子はいないようでした。
すぐに先生に謝ることを決めていた僕は、気がついたら机が倒れて、怖くなって逃げたと話しました。
前にもひっくり返ったんだ、最近は大丈夫だったがなぁ、啓太くん、ケガは無かった?悪かったね。と先生は逃げた僕を責める事はなく、ホッとしました。
先生は、今日は別の部屋で仕事しているから、何かあったら声かけて。あ、帰る時は、わざわざ言いに来なくていいからね。
あ、そうそう啓太くんって服のサイズは、もう大人のサイズかな?と聞いてこられます。大人ならS、子供服ならL、そして、今の身長が、145cmと伝えました。
そうか、店で聞いてみるか。そういうと他の部屋に行かれました。
シーンと静まり返った室内、先生は何で服のサイズなどをきいたのだろう、少し不思議に思いましたが、僕の興味は、すぐにあのスケッチブックに向かいました。
一つは、水が掛かってなかったかどうか、もう一つは、もちろん、中に描かれていた女の子のヌードデッサンでした。
思い出すとまたモヤモヤと変な気持ちがしてきて、引き出しを開けようか、どうしようか思いましたが、今度また開きっぱなしになったら、流石にバレるんじゃないかと葛藤します。
それでも、どうしても見たい気持ちが抑えられなくて、先生の机に向かいました。
机の上には、前には無かった、キャンバス生地があり、何かその下にあるように見えます。
そっとキャンバスをめくると、スケッチブックが3冊、置いてあります。
震えながらそっと手に取ります。
前は引き出しに入っていたスケッチブックに間違いありませんでした。
いつ先生が戻ってくるかもしれない。
僕は、前に見た1、2番目のスケッチブックをパラパラと捲り確認すると、まだ見ていない3冊目を開きました。
3冊目は、走り描きで身体の動きが多く描かれていて、前のような精密な描写がなく、つまらないと思って見ていました。
半分くらい過ぎた所で、苦しそうな表情をする女の子の画で手が止まりました。
もう一度、前のページを数枚見て、数ページを繋げたものを想像した時、何が描かれているのかわかりました。
こ、これは、セックスをしているところじゃないのか?
複数の画をつなげると、数人の男に犯され、フェラチオをしている描写でした。
先生は、本当にこんなことをしながらこの画を描いたのだろうか、それとも想像の世界なのだろうか。
このスケッチブックを見るまでは、またオナニーをする気でいましたが、僕にはあまりに描写がグロく感じて正直、腰が引けたようになっていました。
そして元あった机の上に戻そうとした時です。
最初に見たスケッチブックの表紙には、シミで色が変わった手指の跡がついていて、そこに鉛筆で丸が付けられ、カタカナでケイタと先生の文字がありました。
この前、精子がついた指で触って出来たシミに間違いありませんでした。
何もかもバレている、ここにスケッチブックが置いてあるのも、僕への戒めに違いない。
僕は、次に行くのが怖くなって、母さんにもう先生の所に行くの止めると言いましたが、猛反対され、結局、悶々とした日を過ごし、あの女の子がいるかもしれない、土曜日になりました。
先生の家の前までは、重い足取りでした。
陰鬱な気持ちだったのに、またあのバスタオルの子がいるんじゃないか、そう思うと、もうどうでもよくなっていました。
こんにちは。
ああ、啓太くんいらっしゃい。
先生はいつもどおりの感じでした。
ホッとして気持ちでアトリエに入りました。
中は、今までと違い、白い幕や、写真スタジオのような傘の付いたストロボなどが置かれ、さながら撮影所のような雰囲気です。
先生、これはいったい?
これかい、いやぁ、最近スランプでね、全然筆が走らないんだよ。
天才少年の画が凄くてね、と冗談なのか本気なのか良くわからないことを話し始めます。
こういう時はね、僕は、カメラマンの仕事をして、画の事は忘れることにするんだよ。
別の事をするとね、意外と気が付かなかったことが分かったりするんだよ。
そうだ、啓太くんも、風景や静物ばかり書いてないで、人物を描いてみるといい。
は、はい。
どうだい、良かったら今日これから始めないか?
は、はいっ。
これはひょっとして・・もう既に心臓が早鐘のようになって、息苦しくなっていました。
じゃね、今日は、かわいいモデルさんが来てくれているんだ、ちょっとまってね。
おーい、慶子ちゃん、どう?出てこれるかい。
はい。
出てきた女の子は、先週見た、あのバスタオルの少女でした。
白いノースリーブのワンピースを着て出てきた慶子ちゃんという女の子。
僕は、体中の血が沸騰したみたいに、かあっと身体が熱くなっていくのがわかりました。
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