ポケット付きのショーツにローターを入れたまま、店の中を歩き回る。
違和感があるのと、いつスイッチを入れられるのかわからない状況で、彼女の足取りはややぎこちなかった。
さすがにあまり来ないであろうショッピングモールにせっかく来たのに、楽しめないのは少し可哀想になってきたので、しばらくは何もしないでいた。
初めは不安そうな彼女だったが、時間が経つにつれ表情も落ち着き、笑顔も見れた。
せっかくだからいろいろ買ってあげたかったが、あまり買うと親に不審がられるので、服を一着と小物を買ってあげた。
店内を一通り回ったところで軽めの昼食を取った。
はたから見れば俺達はどう見えるのか…
周りを見渡しながらそう思ってた。
「やっぱりこうして二人でいると、親子にしか見えないよね。」
「そうかも。全然違うのにね。」
そう言って彼女は悪戯をした子供のような顔で笑った。もうローターの事などは忘れているかのように。
「そろそろ受験の方も本格的にやってるの?」
「うん…もう志望校は決めてる。親はいい顔しないけど。」
「えっ、なんで?どこにするの?」
「〇〇高校。親も先生も△△高校を勧めてくるんだけどね。」
「〇〇高校だと何か資格取れるとか?」
「ん~ん、…内緒。」と、微笑んだ。
「それよりもね、プリクラ撮りません?」「えっ、マジで?写真とか残しちゃうとマズイんじゃ…」
「スマホにデータ落とせば大丈夫。」
まさかこの歳でプリクラを撮るとは思わなかった。食事を終え、また移動し始めた。
そろそろ…悪戯してあげようかな。
俺達はゲームコーナーに向かった。
そういえば、最初に2人で出かけたのもゲームセンターだった。
ゲームコーナーの奥の方にあるプリクラの中に入る。普段から友達とかと一緒に写真を撮っているのだろう使い慣れているようで、スムーズに操作をしていた。
俺はその時、思いついて彼女に言った。
「あのさぁ、どうせ見せないんなら…」
「ん?何?」
「キスしながら撮ろうよ。」
「えっ…」それを聞いて、また耳まで真っ赤にしたのだった。
そして意外にも、
「いいよ…」と言ったのだ。
そして、俺達はキスしながらプリクラを撮った。プリントしたものは俺に、彼女はスマホのデータに残した。
プリクラから出ると彼女は、赤くなった顔を手で仰いでいた。
さて、そろそろ頃合いかな…
ゲームコーナーから出る時、俺は彼女から少し離れて歩いた。彼女はいろいろな景品があるクレーンゲームの覗き込みながら歩いていく。
そして俺はローターのリモコンを入れた。
その途端、前を歩いていた彼女は一瞬、ピクッとして、身体前傾しながらこちらを向き、切なげな顔をしていた。
その顔があまりにも可愛かったので、思わずスイッチをもう2回押した。
すると彼女はしゃがみ込み、振動をこらえるかのように下を向いた。
それからゆっくりあげた彼女の顔はすでに紅潮しており、ダメ…と言わんばかりに首を振っていた。
そんな彼女に近寄ることなく、手でおいでおいでをして彼女を呼び込んだ。
こらえるようにゲーム機を伝いながらこらえるようにこちらに戻ってくる。
目の前まで来ると俺は振り返り、もと来た方へ歩き出した。
彼女は必死でこらえながらゆっくりと歩いてくる。
あまり2人の間の距離が離れたので「待って…待って…」と懇願してきた。
俺はスイッチを止め、彼女がたどり着くまで待った。
「…ダメだよ…これ歩けないよ…」
そう目を潤ませながら懇願してくる。
「大丈夫だよ。ダメそうなら俺に掴まってでもいいから。」
そう言うと彼女は俺の腕に手を回してきた。もう周りの目など気にしている余裕などないのだろう。
歩きながら時々スイッチを入れたり止めたりすると、彼女は面白いくらいに反応してくる。
「ダメダメ…意地悪…んっ…」
必死で振動に耐え、俺に掴まりながら千鳥足のように歩いている。
そのまま駐車場に行き、車に乗り込んだ。
車に乗ると、
「取ったりずらしたりしちゃダメだよ。家に着くまでこのままでね。」
「ええっ…そんなのムリ…うっ…」
スイッチを入れたまま、駐車場から車を出して、俺の部屋に向かった。
アパートまでは30分位にかかるだろう。
その間に彼女はローターのバイブレーションに耐えられるだろうか…
車に乗っている間、ローターのスイッチは弄っていない。今、強さで言うと中くらいなのだろうか。
彼女は初めのうちはきちんと座って振動に耐えていた。だが、だんだん耐えきれなくなり、ダッシュボードに手をついたり、背もたれに横になるようにもたれかかり、時折ピクッ、ピクッとなりながら必死に振動に耐えていた。
そのうち、ハンドルを持つ俺の腕にしがみついてきた。危ないので、左手をシフトレバーに置いて、彼女に抱きつかせた。
息遣いがだんだん荒くなり、
「あっ…んっ…んっ…ダメ…あっ…」
と喘ぎ声が大きくなってくる。
その声を聞いて、俺の下半身もかなり反応してきた。
家の駐車場に着く頃、
「…もうダメ…ダメ…おかしくなる…」
と言いながら、しがみつく手にぎゅっと力を入れてきた。
「ここでイッてみる?それとも部屋でイきたい?」
どちらの問いにも首を振ってくるので、
もう一度、
「ここで?部屋で?」と聞いた。
彼女の答えは、
「部屋で…」
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