やはりこのくらいの年頃になると、身体の成長が著しい。
あんなにヒョロヒョロとしていた彼女だったが、服を着ていてもわかるくらい、少しずつ肉付きが良くなってきている。
とはいえ、ちょっと見た目でそう見えるようになっただけで、なのでスリムなのは変わらないが。
これを言ったら、多感な時期だから傷ついてしまうだろう。でも、どうせ抱くのなら少しは抱き心地が良いほうがいいかな。
今日やって来た彼女は、しきりに脚を気にしている。
「脚、どうかした?」
そう尋ねる俺に彼女は、
「今日、卒業式の練習だったんですよ。私、生徒会だからいろいろすることあって、ずっと立ちっぱなしで…」
なるほど、もうそんな時期か…
「大変だったね、痛いの?」
「痛いというより、なんか張ってる感じで苦しい、みたいな…」
「ちょっといい?」
俺はその時は誓っていやらしい気持ちはなかった。単に、脚を気にしている彼女が辛そうで、ただ楽にしてあげたい、そんな気持ちだけで彼女の脚を触って診てみた。
綿生地のハイソックスの感触、そこから伸びている彼女のおみ足に触れ、軽く揉んであげた。
軽く揉んでいるのに、すごく力が入っているのがわかる。
そうだろう、身内でもないのにおじさんに触られてるんだから。
抵抗したり、大声を上げることがない分、受け入れてくれてるのかも…そんな錯覚すら覚えた。
大人の女性よりも筋肉も発達していて、それなりに固いが、女の子らしく柔らかさもあった。肌触りもスベスベしている。
俺はそのまま、膝のあたりまで軽めに揉んであげた。そのまま太ももを伝って、スカートの中まで入れたい衝動はなんとか抑えた。
ハイソックスの足の裏の少しだけ汚れた部分もいい。
彼女はいくら何度も会って親しくなってきたとはいえ、近所のおじさんに触られるのは不快感や恐怖などあるのだろう、緊張しているようだった。
「おじさん、マッサージ上手い、ってよく言われるんだよ。そうだ、勉強とかスマホ見てて疲れてるだろうから…」
そう言って名残惜しげに脚から手を離し、後ろに回って肩をさすってあげた。
制服越しだがどんな身体なのか感じ取れる。やっぱりいくら肉付きが良くなったとはいえ、所詮は女子だ。
華奢なのがすぐわかる。
後ろから肩を揉まれ、彼女はますます緊張し、肩にかなり力を入れている。
「乙葉ちゃん…もうちょっと力抜いて…」
俺は今までの口調より、ゆっくり囁くように言ってみた。
彼女の反応が見てみたかったのだ。
「…んっ…うん…」
力を抜け、と言われてもこの状況じゃあ無理なのはわかってる。
だが構わず俺はマッサージを続けた。
肩に強く力を入れて、顔を赤くして堪えているこの娘が愛おしい。
俺は片方の耳の辺りに触れるか触れないかの加減で指を当て、もう片方の耳に囁いた「…気持ちいい…?」
その瞬間、今まで以上に力が入り、耳を当てた方に首を傾げ、「……!」と声にならない声をあげた。
そこで俺は彼女から手を離した。
そしてその場に石のように固まってしまった彼女。全身に力を入れて、次に何をされるのか、身構えているようだった。
俺は彼女の顔を覗き込み、
「乙葉ちゃん…、痛かったかな…?」
そう言うと彼女は首を振り、顔をあげた。
「この辺でいいかな?」
そう言って俺は彼女から離れた。
「どう?少しは良くなった?」
「う、うん…、脚は楽になったかな…」
「そっか、じゃあ良かった。…乙葉ちゃんあのね、こないだの続き、検証してみない?」
「検証?」
「こないだね、「触られなくても意識する」って言ってたじゃん。それって、見られてる事で意識するんでしょ?で、あの時見られてるって思ったのは、視覚からだと思うんだよ。」
彼女は「???」という顔をしているが、構わず俺は続けた。
「視覚、っていうのは、俺が見てるのを乙葉ちゃんの目が捉えてるからだよね?だったらその視覚を遮断してみて、それでも意識するのかどうか、って事。」
俺の理由のわからない御託に、彼女なりに必死に考えたのだろう。だが、やはり意味が俺の思惑が分からないと見えて、
「…またあの服着るの…?」
と不安そうに言った。
「違うよ。視覚を遮断、つまり、乙葉ちゃんが見られてる、って分からない状態で、そういう事を意識するのか、試してみたいんだ。」
なんのことか分からない様子の彼女に、俺はあるものを取り出した。
バンダナだ。
それも折りたたんで帯状にしてある。
それで彼女に目隠しをしようとしていた。
もちろん彼女の表情は、不安な様子がより一層増していた。
「これで視覚を遮断して、見られているかどうか、そしてそれを意識してるかどうか、試してみようかと思って。」
我ながら、もっともらしい事を言っているが、かなり変態的な行動をとってるな、とは思ってる。
もちろん彼女は嫌そうな顔をしている。
普通はそうだろう。もしくは即答で断って、二度と部屋には来ないだろう。
だが、目隠しは断っても部屋に来なくなることはないだろうという自信はあった。
「触ったりとか変な事、絶対しないから。それでも嫌ならやらなくてもいいけど…」
語尾を少しトーンを下げたおかげか、彼女は少し考えて、
「ホントに…変な事しない…?」
と、意外にも受け入れてくれた。
そして、俺は彼女の後ろに回り込んだ。
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