「あうんっ!…ああぁ!あああぁぁ〜!!」
後ろからの挿入に、彼女は叫びのような声を上げる。
今までと違う体位に、角度が変わったからなのか、わからない。
俺は柔らかいお尻を掴み、ゆっくりと腰を引き、一気に挿れるを繰り返すと、
「あぁ~…、あんっ!はぁぁ~…んんっ!」
と動きに合わせて反応している。「奥、…奥に…やっ…いっ!…」彼女の口からは、まるで言葉にならないようなことを口にして喘いでいた。
彼女をこちらに向かせ、キスで唇を塞ぐ。そして、その動きを早くし、彼女の反応も「あああああぁ…はあああぁ…」と断続的になってきている。
「も、もう…おか…おかしく…なり…あああああぁ…あああああぁ〜!」
俺もそろそろ限界が近づいてきた。
「杏奈ちゃん…、も、もうイッてもいい…?」
「んっ…待って…」と言いこちらを向いた。
「顔見て…したい…」切なげな目をして訴えてきた。
そして、ベッドに移動すると
「ねぇ…お腹じゃなくて…中で出して…」
そう言っていた。
さすがに生で中にはできない。
枕元のコンドームを装着して、正常位で挿入した。彼女は両手と両脚を俺の身体に絡め、俺の突きを受けていた。
「お父さん…好き…好き、ずっと好き…このままで…このままでいいから…いいから…」
彼女の囁きを聞きながら、スパートをかけるように彼女の中でイキ果てたのだった。
「…あのね…」
ベッド上で、布団から目元だけを出して彼女が話し始めた。
コトが終わってから、2人でベッドに横たわっていた。
彼女は布団に潜り込み、俺も横に並んで、無心で彼女の頭を撫でていた。
タバコを吸いたかったが、彼女に臭いが移るのも、と思い吸わずにいた。
「私の事、頭のおかしい変な娘だな、って思ってたでしょ?」
これまでの言動を省みると、確かにそうだな、とは思ったが、「なんでそう思ったの?」と聞き返した。
「愛茉の友達、ってだけで会いに来たりとか…前に、「誰もいないのになんで会いに来たの?」って言われた事に、「2人きりになれるから」って、言ったりして…困らせるつもりはなかったし、おかしい事言ってるのは分かってたの。でもね…あの時は理性よりもホントにお父さんと2人だけになれる、って気持ちが勝ってたから…あんな事…」
「お父さんの事…ずっと愛茉の、友達のお父さん…でも、子供の頃から憧れてたの。中学の時も、学校行事で来た時もずっと見てたし、ギター教えてもらうのにかこつけて家に行った時も、ナンパされて助けてくれた時も、ドライブ連れて行ってくれた時も…だんだん、だんだん好き、って気持ちが強くなって…」
「たまたま好きになった人が、友達のお父さんだっただけ。ホントにそれだけ。自分の気持ちに嘘はつきたくない。だから、このままでいいから…好きで…いさせて…
何もいらないから…」
そう言われて、たまらなくなって泣き出しそうな顔の彼女を強く抱きしめた。
「俺も…理性よりも自分の気持ちが勝っちゃったんだな…」
今年は彼女も娘も3年生。卒業を目前に控えている。娘は専門学校への進学が決まっていた。
彼女は大学への進学する、という話は聞いていた。1月の試験の当日は、俺も落ち着かなくて、近隣の学業成就の神社にお参りに行ったりしていた。
その甲斐もあってか、彼女は合格した。
「やったっっっ!合格っ!」と、合格通知の写真が送られて来た時は仕事中だったが、拳を握り、自分の事のように喜んだ。
そして3月。
娘の卒業式の前日に自宅に戻った俺に、彼女からの写真が届いた。
そこには卒業証書を持った彼女の姿があり、「今日、卒業式でした。もう大人から何でもできるよ✌」とメッセージがあった。
「いやいや、あなたまだ未成年だから…」と思いながら写真を眺めていると、
「キッモっ!何ニヤけてんの?またエロいの見てるんでしょう!?キッモ!」と娘からダメ出しされてしまった。
彼女は4月から大学のある街で、一人暮らしを始めることになった。
その大学がある街は
俺が単身赴任しているA市だった。
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