投稿後もご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
神楽後の記述がなく、皆さまのご想像にお任せしたことが心に引っかかっておりました。
終わりとしておりましたが、続きを掲載させていただきたく存じます。
異なる結末を想像されていた方には、申し訳なく思っております。
よろしければ、お時間のある際にお目通しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
終演が告げられました。
舞台中央には、白布が掛けられた麻由子ちゃんが残されたままです。
鵺の強姦後は、ぴくりとも動いていませんでした。
麻由子ちゃんっ、まゆこちゃんっ・・・。
駆け寄って声を掛けます。
しかし呼びかけに反応は無く、肌は青白く、血の気の失せた色に変色していました。
あ、あぁ・・・・・そ、そんな。
うなだれた僕を横目に、麻由子ちゃんは、神官たちに運び出されていきます。
なぜ、どうしてなんだ・・・。
あまりに理不尽な現実が受け入れられません。
麻由子という名前も偶然ではなくて、こうなることを運命づけられていたのかも知れない・・。
20年ぶりでしたな・・・あの器量なら、高天原(たかまがはら 神様の住む世界を指します)で大切にされるじゃろう。
僕のやるせない気持ちとは裏腹に、住民たちは神様となった麻由子をどこに祀ろうか、などと話しています。
そうしているうちにも直来(なおらい)、宴の準備が始まりました。
巫女たちが料理や酒を運んでいます。
あの・・大丈夫ですか?
悲しみに暮れる僕に声をかけてくれたのは、莉子ちゃんでした。
先ほどのように酒器を手にしています。
いかがですか?
お酒はいいよ、お茶とかあれば貰えないかな。
にこにこ微笑んでいる莉子ちゃんを見ていたら荒んだ気持ちも少し晴れました。
あ、よかったらお供えのお料理をお持ちしますよ、早くしないと無くなっちゃうから。
食欲はありませんでしたが、今はこの子と接していたい、そんな気持ちで彼女に頼みます。
遅くなってごめんなさい、なんかおせち料理みたいになっちゃいました。
お皿には、照り焼きや蒲鉾、伊達巻、栗きんとんなどの料理が並んでいます。
はいっ。
ああ、うまそうだ、ありがとう。
よかったら莉子ちゃんも食べていきなよ。
えっ、いいんですか?
わあっ。
そういって箸を伸ばす莉子ちゃん。
莉子っ、巫女は、直来を食べちゃいけんのやぞ、それにこれから神去り(かむさり)やろうが。
隣の男が莉子ちゃんに声をかけてきます。
はぁぃ・・・。
先生、大声出してすまんの、まだ何もわかっちゃおらん子どもやけ・・。
神去り?
巫女のお祓いですわ。
巫女様は、神様と交わった存在じゃけ、祓い、鎮め(しずめ)、息吹き返しという儀式で元の子どもに戻るんじゃと。
ああ・・・聞いたことはありましたが、3つ揃うのは中々無いですよ。
お、始まるようですな。
舞台に椅子が置かれ、巫女たちが着席していきます。
天津神、国津神、今日のまつりを終え、その御魂(みたま)を静め、まつらん。
神主がそういうと稚児を含めた12人の巫女たちは、目を閉じて、ゆっくりと、はあぁっと息を吐いていきます。
そうしている間に、お清めの塩を一つまみ巫女たちに振りかけていきます。
きゃっ、きゃあっ。
神主は、塩が終わると柄杓で石清水のお清めの水を取り、3度に分けてゆっくりと巫女の頭に掛けていきます。
たちまち声を上げる少女たち。
両の手を合わせて。
声を出すでない。
神主は、巫女の顎を指で持ち上げ、顔を上げさせると、ふうぅっと息を吹きかけていきます。
濡れた体に息を吹きかけられると、少女たちは、ぶるっと身悶えしているのがわかります。
せんせい、ここからなら莉子がよう見えますけぇ。
ぶるぶる震えながら合掌する莉子ちゃんが見えました。
巫女の装束は透けて、まるで全裸で合掌しているようです。
禰宜が巫女たちの後ろに回り、髪飾りを外し、髪留めの糸を鋏で切っていきます。
つかんだ髪を離すと、少女たちの髪が下ろされました。
神主と禰宜は、装束の裾を拡げると少女たちの脚を拡げていきます。
おおっ。
客席からどよめきが沸き起こります。
え、え?
驚く莉子ちゃんや少女たち。
勝手にうごくでない、声を出すでない。
両の手を合わせて。
装束の下は何も着ておらず、恥部が晒されます。
禰宜が大太鼓を鳴らすと、さらに開脚させられていく少女たち。
脚を閉じようとした子には、合掌を止めさせ、開いた脚を自分で持つよう促されます。
え、えっ、いやっ。
くぅ~っ。
莉子ちゃんと目が合ってしまいました。
いやっ。
思わず顔を背け、脚を閉じようとする莉子ちゃん。
すかさず禰宜が来て開脚させようとしますが、莉子ちゃんは抵抗します。
いやっ、い、やだっ、やめてっ。
声をあげて抵抗する莉子ちゃんに禰宜は、手拭いで猿ぐつわで拘束してゆきます。
さらに禰宜は、2尺ほどの棒で莉子ちゃんの脚を開かせ、拘束していきます。
180度に開脚された少女の股間には、細いながらもびっしりと茂みが覆っていました。
おお、あのこは、もうまっくろじゃ。
つやつやしちょる、もう濡れちょるで。
う~~やめてぇ~っ。
必死に声をあげる莉子ちゃん。
不安そうに顔を見合わせる少女たち。
神官は、少女の股間に顔を近づけ、息を吹きかけると、そのまま立たせて、帯をほどいて行きます。
帯を取ると着物を羽織った状態で舞台の端を歩かせます。
その中には、あの稚児舞の涼子ちゃんもいました。
観客の声援に愛くるしい笑顔を振りまいて応え、舞台を歩きます。
涼子ちゃ~ん、後でおじさんのところに遊びにおいで~
髪を下した涼子ちゃん、あの時は、よくわかりませんでしたが、こうしてみるとなかなかの美少女です。
涼子さまっ、ぜひ功徳(くどく、神仏などからの恵み)を、なにとぞっ。
くるしうないぞ、わらに出来ることならば、願わくばそちの想いをかなえるぞよ。
おい、おまえも初顔合わせに行ってこい。
神主が、股間に息を吹きかけると、禰宜が莉子の拘束を解いて行きます。
は・・い。
逆らっても無駄だと悟ったのか、抵抗することなく立ち上がる莉子ちゃん。
見てはいけないと思いつつも、僕は、麻由子ちゃんを重ねるような想いで莉子ちゃんを見ていました。
帯が解かれると、瑞々しい少女の裸体が露になります。
さ、皆に見ても貰いなさい。
俗世に触れねば、人には戻れぬぞ。
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