おはようございます。
おはようコウちゃん、よく眠れた?
はい。
赤く充血した目を見られないように景子さんに挨拶をします。
こうたぁっ、おはよっ、ここ座ってっ。
元気いっぱいな笑顔の瑠璃花ちゃん、自分の隣に座るよう促してきます。
こうたぁっ、バター塗ってあげるね。
ねっ、コウタの家は、どこ?今度遊びに行きたいっ、ね、教えてッ。
ごちそうさま。
加奈子ちゃん、もういいの?
うん。
加奈子ちゃんは、食器を台所に運ぶと自分の部屋に戻っていきます。
んー一応会社が借りたアパートで他に先輩達も住んでるからだめなんだよ、規則で部外者禁止なんだよ。
えっ?同じ部屋なの?
いや、さすがにそれはないよ、別々だけどね、隣の部屋とか同じ階とか近いからね。
だったらいいじゃない、ねっ教えてよぅっ。
景子さんや源治さん、真理子さんのいる前で、住所を伝えることは流石に抵抗がありました。
瑠璃花ちゃん、コウタさん困っているでしょ、やめなさい。
はぁぃ・・。
帰りは、真理子さんの運転する車で最寄り駅まで送って貰いました。
瑠璃花ちゃんは、来週には花火大会があるからね、必ず会おうねと僕の手を握って、何度も約束だよ、という言葉をくりかえしました。
瑠璃花ちゃんとやっと分かれることが出来た・・・。
嬉しいけど、あんなにぐいぐい来られちゃうとな・・・。
駅の改札を抜けた時です。
コウタさん・・。
え、え?
柱の陰から出て来たのは、加奈子ちゃんでした。
え、加奈子ちゃん、どうしてここに・・・。
加奈子ちゃんは、僕を見るなり泣き出していました。
ど、どうしたの?
うわぁぁっ。
僕の胸に抱きついてくる加奈子ちゃん。
ヤバイな、みんな見てるよ・・。
と、取り合えず電車に乗ろうか・・。
電車内でも加奈子ちゃんは、ずっと泣いたままでした。
乗換の池袋駅が近づいてきます。
加奈子ちゃん、降りるよ。
どっかで喫茶店にでも入ろうか。
いつもは、地下鉄に向かうので、利用していても駅周辺の土地勘は皆無でした。
人混みに押され、出て来たのは北口でした。
そのまま人の流れに沿って歩いていくと落書きだらけの狭い地下道を渡り、大きな通りに出ます。
ちょっとガラの悪いところだったので、大通りに出るとホッとしたのですが、急に加奈子ちゃんは、僕のシャツの腰のあたりを摘まんでうなずいています。
引き返そうか?と僕がいうと、うんと返事をする加奈子ちゃん。
やっと泣き止んで、少し笑顔が戻っていました。
さっきの静かな方がいい。
うん、そうだな、どこも人だらけだし、さっきスニーカーがいっぱい飾ってあったから、ちょっと見てもいいかな。
そういっていつの間にか、ウインドウショッピングやゲームセンターで遊び始めていました。
元気になってよかった。
落ち着いてきたので、喫茶店やファーストフード店を探します。
あ・・。
今まで気がつかなかったのですが、周辺には、ヌード劇場やのぞき部屋、ファッションマッサージの看板がいくつもあります。
ちょっとデートで来る場所の雰囲気ではなくなっていました。
そうしていると、前を歩く僕と同じくらいの男女が歩いているので、後をついて行きます。
後をついてみようか、美味しそうな店に辿り着けるかも。
しかし彼らが向かった場所は、ラブホテルでした。
あ。
立ち止まり、僕は加奈子ちゃんに引き返そうか、と声をかけます。
・・・
無言のまま、加奈子ちゃんは、またうつむいて僕のシャツを掴んでいました。
ほんの僅かな間なのに、長い間そこに二人立っていたような感じがしました。
そうしている間にも、カップル達が入っていきます。
掴んだシャツの腰あたりをそっと押されるような気がして、振り返りました。
そこには、またうつむいて、耳まで顔を真っ赤にした加奈子ちゃんがいました。
いいの?
・・・。
僕は加奈子ちゃんの手を掴み、駆け込むようにホテルに入っていました。
一つだけ空いていた部屋のパネルをタッチし、フロントで鍵を貰います。
小さな窓越しのやり取りでホッとしました。
エレベーターを待つわずかな間、鏡に映る加奈子ちゃんを見て、瑠璃花ちゃんとは明かに違う、子どもの身体であることに改めて気づかされます。
夏らしく明るい花柄のノースリーブのワンピース、景子さんが買ってきたものなのでしょうが、少女趣味というかやはり、小学生の女児が着る子ども服なのです。
否応なく、今僕の横にいるのは、年羽の逝かぬまだ幼い女の子なのだと部屋に向かう鏡張りの通路の中で思い知りました。
部屋に入ります。
観葉植物の先、部屋の中心には、円形の大きなベッド、部屋と風呂場の仕切りには、裸の女性の透かし彫りがあります。
たぶんこんな露骨なヤリ部屋みたいな部屋は、今は人気がなく売れ残っていたのでしょう。
部屋は薄暗く赤い灯りが妖しく部屋の隅に灯っていました。
天井から吊り下げられたブラウン管テレビには、アダルトビデオの映像が流れています。
僕は、強がってうわ、まだこんな部屋が残っているんだな、とか言いながら、クローゼットを開いたり、風呂場やトイレを開けてみたり、虚勢を張っていました。
その間、加奈子ちゃんは、ベッドにちょこんと座ってうつむいていました。
これ動くのかな?
壁にあるスイッチを入れると、わずかなモーターの音と共にゆっくりと廻り始めます。
わ、うごいたっ、どう、どんな感じ、加奈子ちゃん。
加奈子ちゃんは、あおむけになって天井を見つめています。
うわぁ、万華鏡みたい・・。
僕もいっしょに横になると、お互いの顔や身体が色んな大きさになって、周囲の物が複雑な光を帯びて映っていました。
加奈子ちゃん、あそこみて、すごく大きく映ってる。
加奈子ちゃんのきれいな澄んだ瞳が映っていたかと思うとぐるりと廻って、華奢な肩や足が大写しになります。
覗き見をしているような感覚にドキドキしていました。
そのうち加奈子ちゃんは、うつ伏せになります。
ファスナー下ろして。
細い皺ひとつない綺麗な背中が目に飛び込んできました。
加奈子ちゃんは、うつ伏せのまま、ワンピースを脱いでいきます。
上半身を脱ぐと手を伸ばして、スカートの部分を引っぱります。
おしりの部分を下げると、ショーツも一緒に下がって、可愛いおしりの割れ目が顔を見せていました。
ちょうど腰とお尻の境目に大きなほくろがあることを気がつきます。
ほくろがあるんだね。
は、はい。
緊張した鳴き声の様な返事でした。
せ、背中のホック・・お願い。・・・・とって。
慣れない手つきでブラのホックを外します。
加奈子ちゃんは、布団の中に潜り込み、僕を見つめています。
加奈子ちゃん、いいの?
うん。
来てくれたら、何もかもゆるしてあげる・・。
僕も服を脱ぐと、布団に潜り込みました。
うえぇっ、こうたぁっ。
堰を切ったように強く抱きついてくる加奈子ちゃん。
瑠璃花ちゃん凄くかわいいから、勝ち目ないのはわかってるけど、嫌だっ、大好きなのっ。
この二日間、顔を見合わせても殆ど会話すらなかった加奈子ちゃん、心の奥底に秘めた想いは、いつもの彼女とは思えない程に大胆にさせていました。
お願いっ。
強く僕の胸に顔を埋めてきます。
ごめん、ごめんな。
抱きしめて頭を撫でてあげると、僕の胸に何度も頬を摺り寄せて来る加奈子ちゃん。
頭の地肌から甘く香しい少女の匂いと石鹸の甘いが合わさった何ともいえない、子どもの匂い、瑠璃花ちゃんよりも一段と細いうなじに浮かぶ汗に、僕の下半身がムクムクと硬く熱くなっていきます。
んっんんっ。
無我夢中なのか加奈子ちゃんは、乳児のように僕の乳首を吸い始めます。
あっ、うっ、うんっ。
加奈子ちゃんは強く、内出血するほどの強さで僕の乳首に吸い付いてきます。
そのうち小さな頭が移動して、僕の首筋や肩へ移っていきます。
くすぐったいよっ。
ふうふうと息の乱れている加奈子ちゃん、慣れないというよりも、見よう見まねで精一杯の愛情を注いでいるようでした。
んっ、んっ。
キスのような動きから、舌が這い、唾液で肌が濡れてくると僕は、ゾクゾクとした感触に身体を震わせていました。
肩から上腕二頭筋、いわゆる力こぶを丹念に舐める加奈子ちゃん、そのうち腋の中に小さな頭が入り、舌が腋毛を舐めるように這うと、僕はたまらず情けなく喘ぐ声が洩れました。
その声を聞いて、舌が更に激しく腋を舐め廻します。
お返しとばかりに今度は、僕が加奈子ちゃんの上に乗り、両手を上にさせて、腋を舐めていきます。
きゃあぁっ、きゃあっ、あっ、あぁ・・。
子どもがはしゃぐような素振りを見せたかと思うと、二、三度、舌をぴったりと着けて上下させると、ぶるぶると震え、目を細めて受け入れています。
綺麗な細かな皺を拡げるようにして舐めてやります。
ああんっ。
乳房というにはあまりにも幼い、緩やかなカーブの先にある乳輪が盛り上がり、乳首が硬く立ち始めていました。
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