「今日は……下に行っちゃおうかな……。下に行ったら……アレしないとダメなんだからね?」
下とは奥にある階段でしかいけない丘の中腹にある小さめの広場の事。そこではある遊びをしないといけない自分ルールがレイナにはあり、その覚悟を自らに確認するように言葉を発した。
遊具を見ながら、サッカーやキャッチボールができる大きさの広場を抜けると西日に向かって下る階段に到着した。西陽が当たるせいか、下で待ち受ける遊びのせいなのか、レイナの顔はほんのり赤みを増していた。
最後に辺りを見回し、誰もいないことを確認すると、階段の先に見える広場目指してレイナは早足で下った。時折めくれるスカートなど気にすることなく、絶好のチャンスを逃さぬようタイムレースが始まったようだった。
◇◇
「ふふっ、ここもだ〜れもいない♪ 神様もエッチなんだから……」
階段を降りきった先で目の前に広がる広場には、砂場とシーソーとベンチ、そして特徴的なお城の形をした2階建ての木造アスレチックジムが目立ち、それらの前に西陽を受けるフットサルコート程度の広場が広がっていた。
レイナは、砂場とアスレチックを過ぎ、奥にあるベンチへと腰掛けた。西陽に向かって置かれたベンチはほどよく暖かく、真正面からレイナを照らしていた。
それでも時折吹き抜ける北風は素足の間を吹き抜けるが、レイナは縮こまるどころか、反対にゆっくりと脚を広げ始めた。脚の間にスカートが垂れ下がり、レイナはそれを戻すようにスカートの裾を持ち上げると、一気にウエストのゴムまでたくし上げた。
レイナは、高度が低くなった西陽に見せつけるかのように真っすぐに描かれた一本筋を外へ開放した。少し目を大きくした緊張の面持ちだが、口角はニヤつき、脚をさらに60度くらいまで開くと、何の影にも邪魔されることなく、小学5年生の花園は西陽で照らされた。
(あぁ〜、わたし……おまんこ出しちゃった……。小学生なのにいけないことしちゃってる……。でもお陽様暖かくて気持ちいよぅ……)
股に触れる空気は凛と冷たいが、西陽に暖かな愛撫をされるようにレイナの興奮は一気に上がった。できるだけ頭を動かさないように最大限に横目にすると、上から覗かれていないことを再確認し、右手をスカートから離して自らの一本筋に指を伸ばした。
「あんっ! すごい。お外で……触っちゃってる……わたし、お外でおまんこ触っちゃってるよ!」
自分に言い聞かせるように言葉に出すと、その音は再び耳からレイナに戻り、動かす指に力を入れさせた。レイナは筋の上を行ったり来たり擦るように上下させると、徐々に湿り気を谷間に宿し始めた。まだ未発達の栗の蕾は大人ぶるように硬さを増すと、レイナの指はレイナを犯すように栗の蕾を刺激した。
「あっん、声が……でちゃう……、あん! あん! 駄目ぇ〜。誰かきちゃう……かも……くぅぅぅ!! はずがじいぃぃぃ!!!!」
再び状況を自分に吹き込むと自己催眠のように増した快感で、レイナは開いた脚をギュッと閉じ、絶頂一歩手前で自制した。この歳にしてセルフ焦らしを体得しているレイナは、辱めにより快感を得るタイプでその最たる露出にはまってしまったのだった。
(ふぁ〜、暑くなってきちゃった……。体の中がポカポカする……。今日は本当にアレしちゃおうかな……)
快感に浸り、ベンチの背もたれに体重を預けながら空を見上げるレイナは、まるでウォーミングアップが終わったかのように一つ息つくとゆっくり立ち上がり、乱れたスカートをパンパンと叩いて整えた。今だ余韻で力の入らない脚をアスレチックの方へ向けると、頂上の広場に目と耳を澄ませ状況の確認に余念がなかった。
お城の形をした木造のアスレチックは、三方に入口を持ち、その左右には2階に登るためのネットが山の稜線のように張られていた。その登った先の2階は正面入口のみで1階よりも一回り小さいため周囲を回れる回廊のようになっていた。
屋根には登れないが、中心には鉄の棒が立てられ先端には木製のペナントが取付き、その棒は消防署のように1階まで貫くと、登り棒のように使うことができた。
(あぁ〜、どうしよう! 久しぶりだから緊張してきちゃった……。でもチャンスだよね……エッチな神様がわたしにはついてるんだもん!)
アスレチックの1階に入るとレイナは欲望を止めようとする不安を振り払うかのように自分に言い聞かせた。入り口から入る西陽が届かないところまで入ると、周囲の壁に作られている腰掛けの上に登り立った。
「よしっ! レイナ! やっちゃえ!」
自分への合図をきっかけに、スカートのウエストに手をかけると、ゆっくりと下ろし始めた。太ももを過ぎ、スカートがパサッと腰掛けの上に落ちる。いままでスカートで防がれていた腹部にまでひんやりとした外気が触れると、レイナは腹をへこませビクンと震わせた。
落ちたスカートから慎重にスニーカーを抜くと腰掛けから西陽の当たるところへ舞い降りた。もこもこのファーコートの裾からぎりぎり見える花園は、天使と言ってもいいだろう。レイナはココに自分を映し出す姿見がないことを悔やんでいた。レイナの言うアレはここまでだったが、この日はさらに興奮を求めた。その証拠にしっかりとレイナは準備までしていた。
「この前はこの格好までだったけど……きょ、今日はもっとしても大丈夫だよね? 神様……」
祈りのように囁くと、なんとレイナはファーコートのボタンにも手をかけた。大きなボタン3つを開け、腕を下に垂らすとファーコートはレイナの肩を滑り、手首まで脱げ落ちると、そこには一糸まとわぬ全裸のレイナが西陽を受けて立っていた。
レイナはパンティーだけではなく、上の肌着まで家に置いてきていたのだった。隠すことのない膨らみかけの胸は、ツンとAカップほどの成長を見せ、無毛の筋まで一切の汚れのないすべやかな色白の素肌でつながっていた。
(あぁ〜、とうとうやっちゃったぁ! すごい……いけない格好しちゃってる……、誰かに見られたらどうしよう! でも見られたい! でも見られたくない! あ〜ん! 気持ちいい……)
まとまらない欲望を胸に、ファーコートをスカートの横に雑に置くと、ゆっくりと西陽が差し込む出入り口へと歩を進めた。
そう。アスレチックの中での脱衣ではなく、外へ出るほど、レイナは興奮に背中を押されていた。
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