身体を離した時、由美ちゃんはいつも学校で見る由美ちゃんの顔になっていました。
「千夏ちゃん、お願いがあるの。私の服、この先の小さい橋の下に紙袋に入れて隠しているの。取っ手来てくれる?裸で取りに行ってさっきの男の人達に見つかっちゃうといけないから」
私は由美ちゃんに頼まれて隠していた由美ちゃんの服を取りに行きました。
紙袋の一番上には私が穿いてるのと同じような高学年の女の子用の小さなプリント柄のパンツ、その下には白い長袖のスリーマーがきれいに畳まれて入っていました。
由美ちゃんは髪の毛や身体に付いていた枯れ葉やゴミを小さなハンドタオルで取ると可愛いパンツを穿き、スリーマーに手を通しました。
寒さのせいか硬く尖った乳首がスリーマーの上からでも目立っていました。
「ああ、ありがとう。やっぱり服を着ると温かくてホッとするわ。」
そう言う由美ちゃんは、いつもの無邪気な高学年の女の子です。
「千夏ちゃん、貴女本当に良い人..。だから私の秘密教えるね。明日、学校終わって私の家に来てよ。」
由美ちゃんはにっこり笑ってそう言うと、帰って行きました。
翌日は午後の授業が無い日でした。
私は学校から帰って家にカバンを置くとすぐ、由美ちゃんの家に行きました。
由美ちゃんの家は他の家からちょっと離れた一軒家です。周りを高い塀に囲まれて中の様子は見えないけど、手入れされた大きさ木とかが植えられているようです。大きな立派な玄関に気後れしてると、中から由美ちゃんが迎えてくれました。
「今日、お母さんもお父さんも遅くなるんだ。私一人なの。だから千夏ちゃんに秘密を見せられるんだ。さあ、中に入って!」
私は手を引かれて由美ちゃんの家の中に入りました。
二階の由美ちゃんの部屋で学校の事、友達の事など話しましたが、由美ちゃんはいつもエッチな話を自慢気に話す女の子の事を「知ったかぶりだよ、あの子本当のいやらしい事全然知らないんだから」と軽蔑するように言いました。
「オナニーするのに好きな男の子の事考えてするって言ってたよね。そんなのウソよ。オナニーする時はクラスの男の子みたいな子供の事考えてもダメ。大人のする本当のいやらしい事を知らなくちゃオナニーして本当に気持ち良くなんてなれないんだよ。」
由美ちゃんは真面目な顔で、それもかなり興奮気味にそんな事を言いました。
「本当のいやらしい事って?」
何気なく私が聞くと、由美ちゃんは真剣な顔をして「知りたい?本当に知りたいの?優しい千夏ちゃんには恐いかも知れないよ?」と言うんです。
私は「知りたいよ、恐くても良いから。由美ちゃん、知ってるんだよね。教えてよ。」
と答えました。
「じゃあ教えてあげる。私のお母さんの事。」
由美ちゃんはそう言うと、私の手を握って一階の奥の部屋へと連れて行きました。
不思議な部屋でした。和風建築の家にそこだけ鉄筋コンクリートの離れになっているんです。
そして私は由美ちゃんが開けてくれたドアの向こうを見て驚きのあまりに小さめ悲鳴を上げてしまいました。
そこにはコンクリートの壁や天井から輪っかの付いた鎖が何本も垂れ下がっていました。奥の壁には横木が上下二本ある十字架のような磔台が立っているし、四つ足の木馬みたいだけど股がるところが鋭角に尖っている置物、乗り物のシートのような病院の手術台のような物、そしてやはり病院で見た記憶がある医療品を消毒する機械、そして大きな本棚。
本棚の除いては普通の家にあるはずの無い物事ばかりでした。
私はその部屋の事をテレビの映画で見た事がある人を恐がらせるための部屋..、そう、拷問部屋みたいかな..そう思ったんです。
由美ちゃんが「恐い?教えるのやめようか?」と聞きました。
私は正直に「ちょっと..恐いけど、教えて。」
と答えました。
由美ちゃんは「うん、最初は恐いと思うだろうけど..、もしかしたらきれいって思ってくれるかもしれない..」
そう言って本棚から一冊のアルバムを取り出して最初の一ページ目を開いて私に見せてくれました。
そこには磔にされた全裸の大人の女の人の写真があったんです。
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