ひまりちゃんを近くで見ると、咲とタイプは違うが優劣付け難い可愛さにドキッとしてしまう。
また横から見るとロンTを押し上げる胸の膨らみがはっきり見え、触れたいと思う自分がいる。
僕はとりあえず、GWの行動をひまりちゃんに話す事にする。
遊園地に行った事はもちろん、それから僕の家に泊まった事、映画にも行き GWの最後にキャンプに行った事。
そして何をしたのかはひまりちゃんが聞いてくるまでまだ話さない。
ひまりちゃんは遊園地に行っただけと思っていたらしく、僕の話を聞いてびっくりしている。
「咲ちゃんとはGW中、たくさん遊んだんだよ。」
「あっ…う、うん。そうなんだ。あの…咲、オジサンの家に泊まったの?」
「うん。遊園地だけのつもりだったんだけどね。別れ際に咲ちゃんが寂しいっていうから。だったら僕の家に泊まる?って聞いたら、うん、て言うから。」
暫くの沈黙の後、「………泊まっただけ?」と聞いてくる。
「そうだね〜一緒にゲームしたり食事作ったりとかね。オジサン独身だけど娘が出来たみたいで楽しかったよ。」
と言うとひまりちゃんは顔を赤く染め、「ちがう…そうじゃなくて、エッチな事とか…。」と言って黙り込んでしまう。
やっぱりエッチな事をしたかどうかが知りたいんだな。5年生だと少し早いと思うがひまりは興味津々なんだろう。
「エッチな事って…もしかして一緒にお風呂に入ったりとか、一緒に寝たりする事かな?」
とひまりの顔色を伺いながら聞いてみる。他人もそれも歳の離れた男と一緒に裸でお風呂に入る事だけでも、ひまりにとっては刺激的な事だろう。
「えっ!一緒にお風呂に入ったの?」
とびっくりした顔をするひまり。
「いけなかったかな〜?」といかにも普通だよと言う表情をしてみる。
「だって…裸でしょ?恥ずかしいよ」
「咲ちゃんがいいって言ったんだから大丈夫でしょ。ひまりちゃんは恥ずかしい事かもしれないけど、咲ちゃんが必ずしもひまりちゃんと同じ考え同じとは限らないよ。」
「それはそうだけど……。」と少し不満そうな顔をするひまり。
「咲ちゃんが嫌だったら、その後映画とかキャンプになんか一緒に行かないでしょ。」
ひまりは少し考え、
「咲はまだ子供なんだよ。裸見られても恥ずかしいとか思わないんだと思う。私は……恥ずかしいもん。」
と顔を真っ赤に染めて言う。
まだ子供か…。その子供がひまりより早くセックスを経験してるんだよね。
ここは少しひまりを突き放してみるか。
「オジサン…ひまりちゃんとお風呂に入ろうなんて思ってないから安心して。咲ちゃんにはパパがいないから、最初はその代わりになれたらいいなって思っただけだよ。」
「…あ…う、うん。そうなんだ。」
「でもね、咲ちゃんはパパの代わりなんて思ってなかったんだ。オジサンの事が好きなんだってはっきり言ってくれたよ。こんな歳の離れたオジサンをだよ。そんな咲ちゃんが可愛くて、オジサンも好きになっちゃったんだ。」
「えっ!咲がオジサンを?オジサンも咲の事を?」
「いけない事かな〜?」
ショックを隠しきれないひまり。少しの沈黙の後ひまりは、
「いけない事かどうかわかんない。でも咲が好きならしょうがないと思う。好き同士だと、もしかして…もうエッチしたの?」
と確信を突いてくる。
「ひまりちゃんの言うエッチって、セックスの事かな?セックスの意味はもうわかってるよね。咲ちゃんがひまりちゃんから聞いたって言ってたから」
ひまりは顔を真っ赤に染め、
「もう…咲はおしゃべりなんだから。そう…セックスの事。もうしたの?」
と聞いてくる。
「それはひまりちゃんの想像にまかせるよ。咲ちゃんがいないのに勝手にオジサンがしゃべるわけにはいかないからね。」
とわざとはぐらかす。
「それは…もうしたって言ってるのと同じだもん。」
と言って僕を見てくる。
僕はハッハッと笑ってやり過ごし、
「ひまりちゃんは咲ちゃんに咲を越されちゃったね。あっ…これは冗談だから。」
と言ってひまりの様子を伺う。先を越されたと言ったのはひまりを煽る為。
はたしてどう返してくるか…。
「…オジサン。咲は恥ずかしくなかったのかな?痛がってた?怖がってなかった?」
と色々聞いてくる?
おっと……これは…ひまりちゃん、セックスに興味津々だな。
「それは咲ちゃんに聞いてみないとわからないけど…。ひまりちゃんは咲ちゃんの事が心配なのかな?確か恥ずかしいけど気持ちいいって言ってたかな。あっ…これも冗談だけど。」
ひまりが、「もう…冗談はいいの。」と言った後、「セックスって気持ちいいんだ」と小さな言葉で呟いたのを聞き逃さなかった。
「なんか不満そうな顔してるけど?」
「だって…咲はエッチな事に全然奥手だと思ってたのに、もう経験しちゃったなんてびっくりだもん。」
「だって…オジサンと咲ちゃんは好き同士だからね。恋人なら当たり前の事なんだけど…なんてね。」
暫くの沈黙の後ひまりは一旦ゆっくりと深呼吸した後意を決したように、
「本当は……オジサンの事、私も好きになりかけてたのに。」
と言って恥ずかしそうに下を向く。
「えっ?ひまりちゃんとは今日で会うのは確か3回目だよね。こんな歳の離れたオジサン普通好きになる?」
「初めて会って縫いぐるみを貰った時から、いいなって思ってた。咲とは違うけど、私もパパがいないのと同じだもん。ママは仕事で忙しくていつも1人だし…オジサン温かい人だって思ったんだよ。」
「そっか…そうだったんだね。でも正直に話してくれてオジサン嬉しいよ。でもね、オジサンが好きなのは咲ちゃんなんだよね。」
ひまりは目に涙を浮かべる。
「……そうだよね。ごめんなさい。咲がうらやましい。」
ここはもう一押し。
「そっか…うらやましいか。ひまりちゃんはオジサンとセックスする勇気ある?咲ちゃんは僕の事が好きで、僕の気持ちを受け入れてくれたんだよね。咲にはそれ相当の覚悟があったんだと思うよ。ひまりちゃんには咲のような覚悟がある?」
「えっ!……それは。咲が気持ちいいって言ってたみたいだし興味はあるけど、やっぱりこわい。」
興味はあるけど、やっぱり小学5年生だよな。セックスなんて本当はもっと年を重ねてからでも遅くないんだから。
そう考えると、咲はよくセックスしたと思う。それだけ僕への依存が強いと言う事かも。
「ひまりちゃんがセックスについてどこまで知ってるのかは、わからないけど怖いと思うのが普通だよね。それを咲ちゃんは乗り越えたんだよ。単純にうらやましいだけじゃすまないんだよ。」
「私…本当はセックスってなんとなくしかわからないの。咲には知ったかぶりしただけで…。でも…咲は凄いと思う。でも私も咲には負けない自信あるもん。」
「オジサン…咲ちゃんが好きなのは変わらないけど、興味あるならだけど、セックスだったら教えてあげられるよ。」
「えっ…。」と言葉を詰まらせるひまり。
「オジサンがひまりちゃんにセックスを教えるなら、咲ちゃんの了解を取らないといけないと思う。浮気になるからね。する時は咲ちゃんも一緒じゃないと……。」
「えっ…咲も一緒に?」
「一緒だったら咲も許してくれると思うし、ひまりちゃんの怖さも和らぐと思うんだよね。ただし…凄い恥ずかしい事に耐えないといけないけど…。ひまりちゃんの一番大事な場所をさらけだすんだから…。」
ひまりちゃんは、「あっ…う、うん…そうだよね。」と恥ずかしそうに返事をし、
「凄い恥ずかしいのに、咲よく頑張ったと思う。咲が出来たんだから…私も…。でもまだ気持ちの整理がついてないの。」
「そうだね…慌てなくてもいいよ。そんな事よりこれからも咲ちゃんと変わらず接して欲しい。咲の友達でいて欲しいんだ。」
「それは当たり前だよ。咲とはずっと友達だもん。」
僕はひまりの頭を優しく撫で、
「ありがとう。今日話した事は咲ちゃんにも秘密だよ。それからこれからもオジサンと咲と一緒に遊んでくれると嬉しいな。色んな所に遊びに連れて行ってあげたい。パパ代わりにね。」
と言って微笑む。
「うん…秘密にする。オジサンと咲と3人で色んな所に行きたいな〜。」
とやっとひまりちゃんに笑顔が戻る。
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