「2人ともマックでいい?」
「はい!」
フードコートでハンバーガーを買って少し離れた場所の席を確保し、僕の対面にはひまりちゃん、その横に咲ちゃんが座る。
「遠慮しないで食べてよ。」
と言うと2人は、
「はい、いただきます!」と言ってセットのポテトを食べ始める。
小さな手でポテトを取り、小さな口にほおばる。
その行為を見ているだけで、色々と想像してドキドキする。
小さな唇を奪い、舌を絡ませるようなキスをしたい。その手で握らせ小さな口を肉棒で犯したい。
欲望が込み上げてくる。
「オジサン…どうしたの?」
とジロジロ見ている僕に気付いて聞いてくるひまりちゃん。鋭い。
「いやいや…美味しそうに食べてるなって思って。」
いかんいかん…いやらしい目で見てる事に気付かれるところだった。
「だって美味しいんだもん。ところでオジサンは何してる人なの?今まで聞いてなかったから。」
とひまりちゃん。
「怪しい人かもしれないよ。」と言うと、ひまりちゃんが、「まさか…話してて怪しい人じゃない事ぐらいわかるよ。」とハンバーガーにかぶりつく。
僕は「内緒の話だからね。」とひまりちゃんに顔を近付けると、咲ちゃんも僕に顔を近付けてくる。
「名前はね、岡田純也。今は独身の40歳だよ。君達の年齢より30歳程年上のオジサンだよ。職業はあまり人に言っちゃいけないんだけど、2人には正直に話すね。実はオジサン、ショッピングモールの私服警備員なんだ。簡単に言うと万引きしてないか、怪しい人はいないか、君達みたいな少女が事件に巻き込まれてないかとか見回る人。」
と言うと、「へえっ…なんか凄い。でもどうして言っちゃいけないの?」と聞いてくる。
「私服警備員だから顔を知られると警戒されるから、いつもお客の振りしているんだ。だからショッピングモールにいるんだよ。特にゲームコーナーにいるのは、一番問題が起こりやすい場所だからなんだよ。」
嘘ばっかり。本当は僕が問題を起こしてるんだけどね。
「へぇ〜。そうなんだ。私達に言っても大丈夫なの?」
「君達なら誰にも言わないかなって思ってね。真面目そうだし。」
「絶対言わない。」
すると横で黙っていた咲ちゃんが口を開く。
「私も言わない。もしかしてオジサン…ゲームコーナーにいる私達を見守ってくれていたの?」
おっ…咲ちゃんナイスアシスト。
良い方向に向かっていくよ。
「実を言うとそうなんだ。バレちゃったね。君達があまりにも可愛いから変な男に引っかかったりしないか心配してたんだ。」
とポリポリと頭を掻く。
「可愛い?なんか照れる。私達万引きなんかしないし、変な人に絡まれたら走って逃げるもん。ね、咲?」
「う…うん。」
変な人に声かけられても実際逃げてないじゃん。みんな自分だけは大丈夫だと思ってるんだよね。
「万引きなんかしないのわかってる。お礼を言いにわざわざ来てくれたんだから。オジサンの事話したから2人の事もっと教えて貰える?」
「うん。いいよ。」
ひまりちゃんの両親は共働きで、ダンスを習ってると話してくれた。割と裕福な家庭だとわかる。
ひまりちゃん、ダンスを習ってるから体が締まってるんだな。小学5年生になったばかりなのにスタイルがいい。
身長は低いが、ウエストは細くその割にお尻が丸みを帯び、足もスラッと細く健康的。胸は小さいなりにツンと尖って張りがはっきりわかる。
Tシャツからブラ着けてるのわかるし。
反面、咲ちゃんは抱き締めると折れてしまいそうな線が細く華奢な体。手足は細くスラッと伸びている。
そんな幼い体に2つの小さな胸の膨らみ。Tシャツからポチッと飛びてているのがわかる。
咲ちゃんはインナーキャミソールか。まだブラは着けていないようだ。
うわあっ…どちらもそそる。
生理はどうだろう。最近の子は早いと聞くが…。聞くわけにはいかないし。
ショッピングモールには2人自転車で来ているとの事。だいたい家の場所もわかった。
あと、ひまりちゃん、咲ちゃんどちらも一人っ子らしい。
「あっ、咲ちゃんごめん。自分の事、話しづらかったら言わなくてもいいよ。」
と母子家庭を気を遣って言うと「大丈夫。」と言って話してくれた。
母親との2人暮らし。そんなに裕福な家庭ではないと感じる。母親は夜の仕事で昼間は寝ているか、お出かけしているかで昼も夜も家にいない事が多いらしい。
家庭環境が2人対照的だな。
これは咲ちゃんの方が攻略しやすいな。
話し終えると、小さな口で一生懸命ハンバーガーを頬張る咲ちゃん。
唇の回りにケチャップが付いている。
それを見てまた想像を膨らませる。
ケチャップがいずれ僕の精子になるんだよなんてね。
「慌てて食べなくても大丈夫だよ。」
と言ってティッシュで拭ってあげると
「あ、ありがとうございます」
と言って顔を赤らめる咲ちゃん。
40過ぎのオジサンだけど、咲ちゃんまんざらでもないな。
ハンバーガーを食べ終わり、それでも色々話していると2時間程過ぎていた。
咲ちゃんもだんだんと打ち解け、冗談を言うと笑うようになってきた。
無口だった咲ちゃんが自分から話すようになり、だんだん変わってきたのがわかる。よしよしオジサンに心を許してる証拠だ。
今日はここまでにしておくか。
僕がいつもショッピングモールにいる事は伝えたし、会いたかったら来るだろう。
LINE交換を僕にからお願いしても、まだ警戒されるかもしれないから止めておく。
「ひまりちゃんに咲ちゃん。そろそろオジサン見回りに行くから。」
「あっ…すいません。楽しくてつい長くなっちゃった。」
食べたゴミを片付けようと思ったら、ひまりちゃんが、
「あっ…私が片付けます!」
と言って僕と咲ちゃんのトレイを持って捨てに行ってしまった。
おっ…ここは咲ちゃんと2人。チャンスだ。僕は咲ちゃんに、
「オジサンに会いたくなったら遠慮なく来たらいいよ。お金なんか心配しなくていいから。嫌かな?」
と耳打ちすると「……嫌じゃない。」と言って顔をポッと赤らめる。
「オジサン…また咲ちゃんに会いたいからさ。今度偶然会えたらパパって呼んでもいいからね。咲ちゃんのパパということになってるんだから。オジサンが会いたいって言った事はひまりちゃんには内緒だよ。」
と言うと咲ちゃんは恥ずかしそうにコクンと頷く。僕が、ひまりちゃんじゃなく咲ちゃんに会いたいんだと言う事を意識させておく。
ひまりちゃんがゴミを片付けてこちらに帰ってくる。
「オジサン…あっ、咲パパだった。今日はありがとうございました。」
「オジサン…今日はありがとうございました。」と咲。まだパパとは呼べないよな。
僕はバイバイをして2人と別れ、それから今日の事を渡辺に報告する為に、ゲームコーナーに戻る。
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