車に乗り込むといきなり母親が、
「さっきの店員さん…私の事を奥さまだって、岡田さんの奥さんだと勘違いされたんですよね?私は別にいいのですが、変に勘違いされて岡田さんに迷惑がかかってしまったら申し訳ないです。ちゃんと違いますと言えば良かった。」
と申し訳なさそうに話してくる。
やはり…渡辺に奥さまと言うように言っておいて良かった。
「いえいえ…逆に加藤さんの旦那さんだと勘違いされて私は光栄でしたけど。お綺麗な加藤さんを連れて歩けるなんて、周りに自慢したくなってしまいますよ。」
と返すと母親は「えっ?あ…あの…」としどろもどろになる。
「迷惑だと思ってたんですが私は内心、岡田さんの奥さんだと思われて嬉しかったんです。…すいません。」
「あやまらなくて大丈夫ですよ。お互い迷惑じゃなければ、今日1日限定で夫婦としてお付き合いしますか?本当の旦那さんには申し訳ないてすが…。」
「勝手な事ばかりしている夫にあやまる必要なんてないです。今日1日夫婦としてお付き合いする事に私も賛成でいいですか?」
「もちろんです。じゃあ手始めに加藤さんの事、麻里って下の名前で呼ぶので、純也と返してもらえます?」
「えっ…あ…はいっ…」と戸惑いの表情を隠しきれない母親。
「麻里…これからどこ行く?」
と呼び捨てにすると母親は顔を真っ赤に染め照れながら、
「純也…さん…にお任せします。」
と返してくる。
「さんなんか付けずに純也でいいですよ。お互い若い頃に戻ったような気分で、気楽に行きましょう。」
「…そうですね。純也の言う通り気楽に行きます。」と何か振り切ったような笑顔を見せる麻里。
「そう…それでいいですよ。」と言って僕も麻里に向って微笑む。
「今15時だけど麻里はいつもは何時頃帰宅するの?」
「いつもは仕事が終わって帰るのが18時過ぎぐらい。どうしても遅くなる時は娘にLINEしてます。」
僕は麻里の顔を見つめ、
「じゃあ今からひまりちゃんに今日は少し遅くなるってLINEしようか。」
と言うと麻里はびっくりした顔をし、
「えっ…あの…どうして?」と聞いてくる。
「18時に帰宅するとなると麻里の送り迎えもあるから正味、2時間ぐらいしかないでしょ?今からホテル行って2時間なんてあっという間だから。」
といきなり直球で責めてみる。
「えっ!……ホテル?」と麻里は繰り返すと顔を真っ赤に染める。
「いや…若い時みたいに駆け引きとかしたくなくて。今日は麻里と夫婦だし、子供がいない時する事と言えば…セックスでしょ?どこ行くと麻里に聞いた時、お任せしますって言ったからね。」
と言うと「あっ…あの…その…」と口籠る麻里。
「ごめんごめん…若い時みたいな駆け引きは面倒だからね。嫌なら嫌で大丈夫ですよ。変な事言ってごめん。ホテルは止めて何処か美味しい物でも食べに行きましょう。」
と言うと麻里は「ちょっと待って下さい」と言って慌ててスマホを取り出し打ち始める。
「今、娘に少し遅くなるから夕食と戸締まりお願い。とLINE送りました。純也にお任せします。」
「わかった。」
それからお互い黙ったまま車を走らせる。暫くして僕は郊外にあるラブホテルの駐車場に車を停める。
「麻里…嫌なら無理しなくていいんだよ。」
と言うと麻里は顔を左右に振り、「嫌じゃないです。」と言って恥ずかしそうに下を向く。
「さぁ…行きましょう。」
そう言って麻里の手を握り選んだ部屋に入って行く。
キョロキョロして落ち着かない麻里をソファに座るよう促すとその横に僕も座り、「麻里…緊張してる?」と言って肩を抱く。
麻里はビクッと肩を震わせるとコクンと頷き、
「純也、実は私ラブホテルに入るの初めて。旦那とも入った事なくて…。」
と僕に体を預けてくる。
「そうなんだ。だからキョロキョロしてたんだ。もしかして麻里は旦那以外の人と経験した事ないんじゃないかな?」
麻里は躊躇するもゆっくりと口を開き、
「あの…恥ずかしいですが、純也の言う通り旦那が初めての人でそれ以外の人とは経験したことはないです。」
と恥ずかしそうに言う。
やっぱりね。仕事に打ち込んで強そうに見える女性にありがちな事だよ。
「何も恥ずかしがる事ないですよ。今時、旦那しか知らないなんて素敵な女性だと思う。」
「素敵な女性?そうなんですか?」
「旦那さん一筋だなんて素敵じゃないですか。その素敵な女性が新しい扉を開けて、今から旦那以外の人とセックスするんですよ。大丈夫ですか?」
「えっ?大丈夫かと聞かれると…大丈夫じゃないかも。緊張でドキドキが止まらない。こんな気持ち久しぶりで戸惑ってます。」
「麻里…可愛いよ。旦那と最後にセックスしたのはいつ?」
「……もうかれこれ5、6年してないです。娘が小学生になる頃はもうレスで…。」
「そうなんだ。女盛りでセックスの喜びを一番感じる年頃になのに、セックスレスだなんて勿体ない。旦那とは今までどんなセックスしてきた?」
「えっ?それは……。」
「恥ずかしがらずに言ってごらん。」
「最初の頃は私の事を大事にしてくれたけど、結婚してからはただ自分よがりと言うか…子供を作る為だけの行為でいつも自分1人でイッて終わる人だった。」
「そっか…それはダメだよね。麻里はイッた経験はある?」
「………気持ちいいと思う時はあったけどいつも旦那が先にイッて終わってたから、イクッていうのがよくわからないの。」
母親はイク事がよくわかってないのに、娘のひまりは皮肉にもよくわかってるんだよね。ひまりはまだ10歳なのに36歳の母親が知らないなんて…ふびんだよ。
「僕だったらそんなひとりよがりみたいな事はしないよ。今日は僕が麻里を絶対イかせてあげる。本当のセックスがどういうものか教えてあげるから、僕の言う通りにするんだよ。」
と言って僕は麻里を抱き寄せると顔を近づけ、「麻里…好きだよ」と言って緊張で震わせている唇にチュッとキスをする。
ん…んんっ…ちゅっ…んんっ…
「はぁ…はぁ…純也……私も好き…んんっ…ちゅっ…んんっ…ちゅっ…」
この歳でセックスの喜びを知ると、どんどのめり込んでいくはずだから楽しみだよ。
いずれ渡辺を交えての3Pも見えてくる。
その先にひまりを交えての親子丼なんか出来るかもね。
その為にも今日は麻里に思い切り乱れてもらおう。
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