その当時、僕と美咲、美優は寝室を別にしていた。
一応新婚夫婦なので、夜の営みはあるが、それを美優に気取られる訳には行かない。かと言って夫婦の寝室と、美優の部屋で分けるのも、仲間外れにしているみたいだ。そこでやむを得ず、美咲と美優が同じ部屋で眠り、美優が寝静まると美咲が僕の部屋に来てくれる、という変則的な夫婦生活となった。
美咲が夜勤でいない夜は、美優は部屋でひとりで寝ることになる。
その夜の11時過ぎ。連日の残業と、美咲の不在による緊張で疲れた僕は、早めにベッドに入ってうとうとしていた。
するとそこへ、何か柔らかくていい匂いのする物体が潜り込んで来た。
寝ぼけて、時間の感覚があいまいだったので、僕は最初、もう明け方で、美咲が帰ってきたのかと思って抱き返した。だが、美咲にしては身体が小さすぎる。
驚いて布団をめくると、なんと美優だった。
「みゆちゃん、何してるの?」
「…寒いの」
季節は秋に差し掛かり、日が暮れると結構冷え込む時期だった。
「…そうか。でも、いつもはどうしてるの?」
シングルマザーの娘だった美優は、これまでも寒い季節にひとり寝をした経験があるはずだ。
「お布団から出て、ストーブにあたったり、お風呂入り直したり…でもそうすると、そのあと眠れなくなっちゃって…」
「そうか。ママはいつもどうしてる?」
「お背中、さすってくれる」
『そうか、僕は親として、それを求められてるんだな』
そう考えた僕は、美優の背中をゆっくりさすってやった。すると美優は、自分でパジャマの上と肌着をめくり上げた。
なるほど、パジャマや肌着越しにさするのより、直に触れた方が、冷えた肌の冷たさがよく分かる。美優にしても、僕の掌の熱が伝わりやすかったのだろう
「はーっ、温かい…」
とうっとりした声を出した。
背中を隅々までさすり、冷たい所がなくなってくると、美優は
「お尻の方がもっと冷たいみたい」
と言い出した。
背中と違い、尻は性感帯。電車痴漢などでも最もよく狙われる部位だ。そんな所を、男の僕がさわってもいいものだろうか?
でも美優はまだ9才。大人の男に対する羞恥心など無いのだろう。そう思った僕は、パジャマのズボンの上から美優の尻をなで始めた。
すると美優はすぐに、ズボンとショーツをまとめてずり下ろし、尻を露出させた。
僕は戸惑いながら、冷え切った美優の生尻を温めながら
『ここまではまだいいとしても、絶対に触れちゃいけない場所があるな』と意識していた。
それは、尻たぶの割れ目。そこに隠された肛門、そして更に先にある、膣の入り口だ。
指先がそこに近付かないよう、手つきがいやらしくならないよう気づかいながら、美優のお尻を撫で続けた。
しかし美優の方は、それでは不満だったらしい。
僕の手首をつかみ、更に下へと誘導しようとした。
「みゆちゃん?…脚も冷たいのか?」
すると美優は、静かに首を横に振った。
僕の手が、尻たぶと太ももの間で迷子になっていると、なんと美優が僕の手の甲に自分の掌を重ね、中指の先がお尻のワレメの一番下に行くように導いた。
僕の指先が、美優の大陰唇に触れると、美優は更にそれを、襞の中に押し込んだ。
そこはすでに、愛液でヌルヌルになっていて、僕の指が沈むとクチュッといやらしい音を立てた。
それと同時に美優が「んっ!」と小さく声を上げ、ブルブルっと震えた。
『間違いない。これは性行為だ!』
娘の美優が、僕にそれを求めている。しかしだからといって、求めに応じて愛撫をすれば、それは『子供に手を出した』ということになり、妻への裏切りにもなる。
『みゆちゃん、ダメだよ、こんなことしちゃ。こういう遊びはもっと大きくなってから、好きな人とするんだよ』
そんな真面目ぶったセリフが頭に浮かんだが…言えなかった。
代わりに僕は
「みゆちゃん、こんなこと、誰に教わったの?」
と聞いてみた。
「んっ…け、ケンジ君…」
「誰?」
「あ、ママの前の彼氏。よく家に泊まりに来てて…んっ!」
会話しながらも僕の指は勝手に、美優の襞の隙間を泳ぎ回り、美優の呼吸はどんどん荒くなって行った。
「悪いヤツだね…」
僕がそう言うと、美優は大きく首を横に振り
「ケンジ君、これするとき、気持ちよさそうだったけど、みゆもすごく気持ちよくて…もっとして!ってお願いしてたの」
「でも、こういうことは…」
「パパは気持ちよくない?」
そう言いながら、美優は手慣れたしぐさで僕の股間を探り、勃起した陰茎を握った。
「あっ!ああっ!」
父親の威厳もどこへやら、とっさの事に、情けない声で反応してしまった。
「よかった…」
美優は安心したように、握った手を上下に動かし始めた。
僕は最後の理性を振り絞り
『みゆちゃん、やめよう!こんなこと、親子でしちゃダメだ!』
と言って美優の手をそこから離させようとした。が…できなかった。
小さな手が、僕を気持ちよくさせようと、懸命に動く。僕の指先は、粘り気の少ない愛液を纏いながら、狭い襞の間を何度も往復して美優の幼い性欲を掻き立てて行く。それに美優が反応するほどにら更に激しく勃起し、僕の快感もいや増して行く。
『僕は…僕は、ロリコンだったのか?』
自分自身の変化に戸惑いながら、指の動きを早めて行くと、ついに美優は手コキを続けられなくなり、僕の背中に腕を回して強くしがみつきながら…
僕の愛撫による、初めてのエクスタシーを迎えた。
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