佐和子は思ったとおり気の毒なほど敏感だった。
柔らかく脂の乗った身体は抱き心地が良く、何度も逝きながら泣いて許しを請う女を愉しんだ。
強く抉り込んで子宮を殴るように突いてやると「お願いですッ、お加減なさって、お加減なさって!!久しぶりなんですッ」と必死に縋り付いてきた。
54歳の膣洞はヌルヌルとして暖かく、柔らかい蠢きが堪らなく気持ち良かった。
こんな歳の女性にこれほど性欲を刺激されるとは思わなかった。
佐和子を一晩中責めたあくる日、私は別館のカフェラウンジでまったりと過ごしていた。
夕方4時ころになると、中学から帰ってきた少女たちが数人制服でやって来た。
この少女たちは出産を経験しているということかと思うと、信じられないほどあどけなかった。
少し遅れてもう一人帰って来た。
少しふっくらとした感じの可愛らしい子だった。
先に帰って来た子たちと合流するかと思ったら、その子は一人でコーヒーを持って窓際の席に座った。
気になって見ると目が合った。
彼女は少し微笑んで会釈したので、私も少し慌てて会釈を返した。
後から誰か来る様子もない。
思い切って私はその子の席に行ってみた。
「ここ、いいかな」
「はい、もちろん」
向かいの席に腰かけた。
「この席だけ、遠いけれど少しだけ海が見えるんです」
「海?」
「はい、あの斜面と建物の間に」
少女が指さす方を見ると、たしかに海らしき部分がわずかにある。
彼女の指さす方を見るためにテーブルに乗り出すと、彼女も近寄ったために顔が間近になった。
54歳の佐和子を夜通し抱いた後だけに、素肌の滑らかさt美しさにたじろいだ。
彼女の髪だろうか、それとも身体からだろうか、柑橘類のような良い香りがした。
「いつも海を見に来るの?」
「時々です」
「そう」
私は無意識に彼女を観察していた。
身長は150センチくらい、雪乃ちゃんのような華奢な細さはなく少しふっくらとしている。
大人しい感じだが賢そうな可愛らしい子だ。
この子が経産婦とはとても思えなかった。
「ふふ、、」
「え?」
「今、私が赤ちゃんを産んだなんてッて思いませんでした?」
ドキッとしたが笑いにするしかなかった。
「あれ、ばれちゃう?顔に出やすいのかな」
「だってこの席にわざわざいらしたということは、私をって思ったからでしょ」
「すごい、そのとおりだけど、照れるね」
「私も恥ずかしいです、赤ちゃん産んでからまだそういう事していなかったから」
「あ、そうなんだ、まだいけないのかな」
「いいえ、お医者さんは2週間くらい前にもう大丈夫って言ってました」
「でもその気にならなかった」
「ううん、うまく説明できないけど、なんか先延ばしにしちゃって、ほんとは私もしたかったんですけど」
「ふうん、そうなんだ。今何歳」
「13歳です。小学校6年のときに初潮クラブで妊娠して、2個月前に出産したんです。一応中学生にはなったけど、時間数が足りないから来年また一年生なんです」
「だったら4月まで休んじゃえばいいのに」
「ですよね。でも、それはダメなんですって」
だいぶ打ち解けてきた気がする。
「名前、聞いてもいい」
「横井舞です」
「舞ちゃんて呼んでいいかな」
「はい、もちろんです」
「舞ちゃん、部屋取ってもいい?」
「私でいいんですか?」
「すごく可愛いよ。明日はお休みでしょ」
「お部屋、お願いします。私ナースさんに赤ちゃんのことお願いしてきますね」
ここでは少女たちはナースに赤ちゃんの世話を頼むことができる。
舞ちゃんは入り口そばの電話に内線をかけに行き、私はカフェの係に部屋の手配をたのんだ。
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