「千鶴さんをお愉しみになられたのですね」
佐和子さんは、千鶴さんから聞いているようだった。
「ええ、ご存知なんですね」
「千鶴さんから聞きました。あの子も経産婦でございます」
彼女は莉奈ちゃんの母親だったから、確かに経産婦ということになる。
「およろしかったですか、千鶴さんは?」
そんなことを聞かれてどう答えていいのか迷った。
「ええ、、そうですね」
「ふふ、申し訳ございません、不躾でした。あの子がコンシェルジュになった時に躾けをしたのは私なんです」
「躾けですか。教育係でいらしたんですね」
「千鶴さんはMでしたでしょ。Mの子には教育とは別にそれなりの躾けをいたします。わたくしが千鶴さんにМとしての作法や殿方へのお仕えの仕方を躾けたのです」
驚く話ばかり出てくる。
「わたくしもMなので、、、」
「それでは佐和子さんも躾を受けられたのですか」
「はい、ここに来た時点でMの性質を見抜かれて、厳しく躾けられました。ここのナースやコンシェルジュはMが多いのです。Mの方が向いているお仕事ではございますし、Mであると思われる女性が9割以上なのです」
「ほとんどの方がM?」
「はい、と申しましても飽くまで性質のことでございます。わたくしや千鶴さんのように躾を受けるほどM性の強い女性は2割ほどです」
佐和子さんは完全なドМということか。
「佐和子さんは元々その、つまりM性が強かったのですか」
「はい、強度のMの女性は幼少の頃からそうした願望を秘めているのが普通です。私もお恥ずかしいのですが幼いころから被虐に憧れを持っていました」
「佐和子さんが、、、」
「あの、指図をするつもりはございませんが、どうか佐和子と呼び捨てになさってくださいませ。わたくしは、あなた様のモノでございますので」
何かすごく淫靡なものを感じて私はドキリとした。
ここのバーのボックスは他の席やバーテンダーから互いに見えにくい作りになっている。
私はソファの上で佐和子さん、いや佐和子に手を廻して抱き寄せた。
佐和子は素直に私にもたれかかった。
間近で見ても54歳とは思えない肌だ。
それに、美しい。
口付けると目を閉じて私に唇を委ねた。
舌を入れていくと、控えめな動きではあるが私の舌を迎えて絡めてくる。
甘い気がした。
雪乃ちゃんの唾液のようなサラサラとした透明感ではなく、甘く濃い唾液の味わいがあった。
しばらく深く口付けて佐和子とのキスを楽しんだ。
唇を離して、私と接する側の腕を少し持ち上げた。
佐和子は察したのか恥ずかしそうに顔をうつむけた。
腋に開いている着物の八つ口から私は手を差し入れた。
佐和子は恥ずかしそうに眼を閉じて、私にされるがままになっている。
佐和子の腋をそっと撫でる。
しっとりと汗ばんで、毛を処理した跡が少しザラついている。
腋を指先で撫でると「んん、ん」と吐息を漏らす。
しばらく女の腋の湿った柔らかさを楽しみ、私は手をさらに奥へとすすめた。
柔らかな乳肌に手が当たる。
やや大きめかもしれない。
下から手を当てて着物の中で乳を揉む。
佐和子を少し引き寄せてキスをしながら乳を揉んだ。
「ウッ、んんんん」甘えた声が漏れだす。
私は指先で乳首を探すと、すぐに比較的大きな粒を捉えた。
硬くしこっている。
人差し指と親指で摘まんでクニクニとしてやると「ウウン、ウ、、ウ、、ウ」と喘いだ。
喘ぐ声は今までのコンシェルジュの凛とした声とは異なり、甘く可愛らしい。
唇を離して「今夜、道具も使っていいですか」と小声で聞いた。
「もちろんでございます。お気の済むまでお責めくださいませ。お道具もご用意いたします」
佐和子が乳揉みから解放された震え声で応えた。
54歳の美しい和装の女を前に、私の股間はいきり立っていた。
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