二人で手をつないでエレベーターに乗る。
雪乃ちゃんは緊張しているようだが、私だって緊張していた。
小学6年生の女の子と今からセックスするのだ。
しかも、当たり前と言えば当たり前だが相手は処女である。
「あの、なんて呼べばいいですか」
何か話さないといけないと思った時に雪乃ちゃんから聞かれた。
「え、ああそうだよね。名前は言わないことになっているから、雪乃ちゃんの呼びたい名前でいいよ」
「そうしたら、おじ様って呼んでもいいですか」
「おじ様?」
おじ様はもう一つだと思ったが、まあ本人が望むなら仕方ない。
「いやですか?」
「ううん、なんとなくしっくり来ないけど、雪乃ちゃんがそれでいいならいいよ」
「私、初めては優しいおじ様とがいいなって思っていたんです、だから」
「うん、イメージに合うか自信ないけど、いいよおじ様で」
「ほんとに? ありがとうございます」
エレベーターが開いた。
部屋は明るく広かった。
スイートの仕様になっていて、ベッドルームとリビングが分かれている。
雪乃ちゃんは部屋に入ると、肩からかけたポシェットを開いて何か取り出した。
ちょっと恥ずかしそうにしながら、それを私に差し出す。
クリームイエローの可愛らしい封筒。
「これ読んでいただけますか。前に書いて、この日が来たら読んでもらおうと思って持ち歩いていたんです」
緊張に掠れた声で雪乃ちゃんが言う。
「手紙?」
「はい」
「うん、読ませてもらうよ。座ろうか?」
二人でソファに腰かけた。
封筒と同色の便箋が入っている。
小学生とは思えないほど大人びたきれいな字だった。
私の初めての方へ
今とてもドキドキしながらこれを書いています。
何度も下書きして、書き直して。
私が初めてセックスする人に読んでもらうお手紙だと思うと、ほんとに心臓がバクバクします。
最初にお話ししたいのは、私はあなたとセックスするのはイヤではないということです。
この施設に来た女の子はセックスするのが決まりですけれど、私はしたくない人とはけしてしないつもりです。
ですから、今この手紙を読んでくださっている方は、私がこの人ならいいと思った方です。
だから私を可哀そうになんて思わないでください。
私はまだ子供かもしれませんが、でもセックスしてみたいと思っています。
ここで知り合ったお友達と話したりして、私もしてみたいって思っています。
すべて脱がされて裸にされるの、分かっています。
そして恥ずかしいポーズにされることも知っています。
とっても恥ずかしいだろうなって思います。
でも私、いやがったり抵抗したりなんてしません。
だってそれは、女の子が男の人に愛してもらうとき、耐えなければいけない恥ずかしさだと思うから。
恥ずかしさに耐えることが、私から男の人への愛だから。
そしてやがて、初めての痛みが私を襲うでしょう。
それも私耐えられます。
それは女の子がよろこびを知るために、必ず通らなければいけない門。
女の子なら誰もが経験する、尊い痛み。
だから遠慮なんてしないでください。
恥ずかしいことも、痛みも、私の大切な初めての経験だから。
そして、私から三つだけお願いがあります。
聞いてもらえるとうれしいです。
一つ目は、私が痛がったり泣いちゃったりしても、やめたりしないでください。
ちゃんと最後まで、大切な初めてを経験したいです。
二つ目は、うまく言えないけれど、処女の私をいっぱい楽しんで、可愛がってください。
そして、私で気持ち良くなってもらえたら、とってもうれしいです。
三つ目は、これが一番お願いしたいことです。
私とセックスしている時だけでもいいです、私のことを好きって思ってください。
大好きって思いながら私を抱いて、そして私の女の子の大切な中にあなたの大切な液を「雪乃ちゃん大好きだよ」って思いながら注いでください。
私もあなたを大好きって思いながら、あなたの愛を私の初めてのところにいただきます。
大好きです。
前沢雪乃
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