少女たちのコスプレイベントが開催された。
コスプレと言ってもアニメの衣装やロリータファッションなどを着るわけではない。
少女たちが普段着ている学校の制服、ブルマ、スクール水着、部活でのユニフォームなどを着るのである。
ここの少女たちが通う小中学校は、今では使われなくなったぴったりとしたタイプのブルマを穿かせている。
やはり目を引くのはブルマやスクール水着の少女たちだ。
中にはバレーボール部や陸上部に所属する子達もいて、陸上用の薄くてツヤのあるレーシングブルマを穿いていたり、バレーボールのユニフォームを着ていたりする。
客の男性は館内を歩きながら、気に入った少女を食事やお茶に誘っている。
中には早速部屋を取っているカップルもいる。
私は廊下の隅で恥ずかしそうに胸と股間を手で押さえて佇んでいる少女を見つけた。
彼女が恥ずかしそうにしているのは、レオタード姿だからである。
白いレオタードに白いタイツ、トウシューズを履いている。
クラシックバレエを習っている子のようだ。
「こんにちは」と声をかけると、驚いた様子で「こんにちは」と小さな声で言った。
小柄で華奢な身体つき、まだ小学生かもしれない。
「良かったらお茶でもどう?」
「私でいいんですか」
「君は私ではいやかな?」
ううんと首を横に振る。
「じゃ行こうか」
背も低い、140センチないかもしれないくらいである。
横を歩かせて、ちらっと見ると胸もまだ薄い。
ただお尻はぷっくりと丸くレオタードを持ち上げている。
髪は肩ぐらいまであるようだが、シニョンにまとめている。
カフェに着くと窓際の明るい席に向い合せで座った。
私はコーヒー、彼女はグレープフルーツのジュースを頼んだ。
「ケーキは?」
「いえ、いいです」
名前を自分から名乗った方が話がしやすいのだが、ここでは客の男性は名前を言わないルールになっている。
「なんて呼べばいい」と聞くと「前沢雪乃といいます」と彼女は名乗った。
「じゃあ雪乃ちゃんでいいかな」
「はい」
コーヒーとジュースが運ばれてきて、二人とも一口飲む。
「雪乃ちゃん、今何年生なの」
「6年生です」
やはり小学生だった。
体は小さく子供っぽいが、顔立ちや話し方は少し哀し気でもあり大人の女の雰囲気がある。
「最近来たの?」
「半年前に」
「あ、そうなんだ」
半年前に来たということは初潮はそれよりも後。
性体験はあるのだろうか。
そんなことをつい考えると、それを見透かしたように雪乃ちゃんは
「半年前にここに来て、先々月初潮がありました。先月12歳になって、それから、あの、、、」
「それから?」性体験のことを言い淀んでいるのだろう。
「それから、、わたし、、、処女です、、、」
莉奈は13歳間近の12歳だった。
雪乃ちゃんは先月まで11歳だった小学生だ。
もし抱いたなら、という背徳感が私にブレーキをかけようとしていた。
本人がまだ望まないならやめておこう。
「そう、そうなんだ。雪乃ちゃんはまだ男の人とそういうことをするのはイヤなのかな?」
直截的ではあるが聞いてみた。
「わかりません、でも、時々したいなって思うこと、あります」
「ふうん、どんなときに?」
「ここにいる経験した子達とそいう話をしたりすると、エッチな気持ちになったりして、、」
「自分でしたりするの?」
雪乃ちゃんは顔を赤くして小さく頷いた。
「私みたいな子供とは、そういう気持ちになりませんか?」
「いや、そんなことは、、雪乃ちゃんは可愛くて素敵だよ」聞かれて私がたじろいでしまった。
「雪乃ちゃんこそ、私なんかじゃ嫌なんじゃない。大切な初めては」
雪乃ちゃんは首をはっきりと横に振った。
「私、初めては優しそうな大人の人がいいって決めているんです」
これ以上聞くのはしつこいかなと思った。
「雪乃ちゃん、お部屋取ってもいいかな?」
「はい、、」
私は手を挙げてお店の女性を呼ぶと「部屋をお願いします」と告げた。
この館内ではレストランでもカフェでも部屋を頼むことができる。
すぐにフロントからカードキーを受け取って来てくれた。
「行こうか」
「はい、、、」
白いレオタード、小柄で華奢な小学6年生。
二人で席を立つと雪乃ちゃんは自分から手をつないできた。
※元投稿はこちら >>