その後僕たちは、前の晩深夜まで起きていたこともあり、一緒に昼寝をした。
夕方起きだし、美咲の手料理で夕食を済ませたあとは、それぞれの部屋に戻った。僕の方はまだ射精もしていなかったこともあり、夜も美咲を抱きたかったが、まだ中1の彼女に負担が大きすぎるだろうと考え、ガマンした。
ところがなんと、10時過ぎ、美咲の方が枕を抱えて僕の部屋に来てくれた。
「3回目、する?」
僕が聞くと、美咲はゆっくりと首を横に振って
「…明日になったら、しばらく離れ離れだよね。だから、今夜は一緒にいたい」と言った。
その通りだった。単純な僕は、このまま彼女とずっと一緒にいられるように錯覚していたが、いくら親同士が頻繁に行き来する仲でも、毎日会える訳じゃない。会えない時間をどうするか、本当は、年上の僕が考えなくてはいけないことだった。
僕は美咲と一緒にベッドに入り、腕枕をしてやった。美咲は慣れない1日に疲れていたのか、すぐに寝息を立て始めた。
僕は、彼女の身体から昇ってくる甘い香りに激しく勃起させられながら、愛撫を始めることもできず、ただ柔らかな背中とお尻を未練がましく撫で続けることしかできなかった。
翌朝僕たちは、朝食を取りながら、これからのことについて話し合った。
まず、僕の両親や美咲の母親に、交際のことを報告するかどうか。元々幼なじみのようなものなので、反対され、引き離されることはないだろう。だが、ひとたびそんな報告をしたら、親戚中集まって大騒ぎしそうだ。
僕たちはまだ始まったばかりなので、なるべくそれは避けたかった。
『秘密にしよう』僕たちはそう約束した。
となれば、その日の午後に帰ってくる親戚の前で、男と女の雰囲気を見せるわけには行かない。
僕たちはあえて、皆が帰ってくるまでそれぞれの部屋で過ごすことにした。
だが、その配慮は全く不要だった。
僕の両親、叔父、叔母、いとこのチビどもは、到着するや否や、出掛けるとき以上の渡鬼のような騒ぎを繰り広げ、留守中の僕たちの様子を聞かれることはほとんどなかったからだ。
僕が母から「ちゃんと、美咲ちゃんの面倒みてあげた?」と聞かれたのは、美咲を含め全員が帰宅し、やっと一息ついたあとだった。
僕たちの秘密の交際が始まった。
美咲はもう、スマホを持っていたので、連絡を取るのは簡単だったし、慎重に行動すれば、秘密は守れたかも知れない。
しかし…美咲よりも、僕がガマンできなかった。
美咲が帰ったその日の晩から、ラインでのやり取りで気持ちを確かめ合い、またお互いの学校であったことなどを書き送っていた。
美咲は、それを結構楽しんでいたようだったが、僕の方は、そんなやり取りが続くほどに、あの鮮烈な3日間の記憶が蘇り、切なくなった。
そしてある日ついに『会いたい』と書いてしまった。
美咲はすぐに『私も…』と返してくれた。
『会いに行ってもいい?』
美咲のためらいを表すように、返信まで少し間が開いた。でもやがて
『お母さんが夜勤の時なら』
と返事が来た。
僕の両親は、普通のサラリーマンと専業主婦なので、いつもどちらかが家にいる。美咲と二人きりで会えるとしたら、僕が美咲の家に、叔母が不在の時に忍んで行く以外ない。それは、ふたりの交際が始まった時から分かっていたことだ。
いくら親戚の家でも、叔母に無断で夜に上がり込むのは大きなリスクだったが、この時の僕はどうにもガマンができなかった。
2日後、僕は両親に、大学のコンパに出ると嘘をついて、叔母が出勤した10時過ぎ、美咲の住むマンションに向かった。
自分の部屋を出る前に、思い付いて洗ってあるシーツを取り出し、リュックに詰め込んだ。
マンションの部屋のチャイムを鳴らすと、美咲がドアを開けてくれたので、無言で中に入り、玄関先で思い切り抱きしめてキスをした。
唇が離れると彼女は、俯いたまま「こっち…」とだけ言って、僕を自分の部屋に導いた。
美咲の部屋で、僕が床にリュックを下ろすと美咲が
「それ、中、何が入ってるの?」
と聞いてきた。
「ああ、これ…」
僕がリュックの口を開いて中を見せると、美咲はしばらく凝視してから
「やっぱり…今日は、そういうことなんだ…」と呟いた。
僕は一瞬、彼女が何を言っているのか分からなかったが、すぐに理解し、
「ち、ちがう!これは…美咲ちゃんのシーツに僕の匂いが残ったらいけないと思っただけで…」
美咲の思い込みも、当然だったかも知れない。わざわざ別のシーツを用意しなければならないほど、シーツを汚す要因として、最たる物は『破瓜の血』だろう。 けれど僕はこの時、そこまでするつもりはなかった。
美しく成長したと言っても、身体つきは、2年前に川原で、スク水姿ではしゃぎ回っていた時と大差ない。そんな少年のような華奢な身体が、大人とのセックスに耐えられるとは思えなかったからだ。
だが、僕が弁解しても、美咲は俯いたまま、ゆっくりと首を横に振り、
「大人の男の人を好きになった時から、覚悟はしてたから…」
と言った。
美咲は、僕を自分の家に招き入れると決めた時から、『最後までする』と決心していたようだった。その気持ちはたまらなくうれしい。しかし…
「じゃあ、試してみよう。でも、多分すごく痛いから、途中で辛くなったら止める。いいね?」
美咲はゆっくりと頷いた。
僕が手早くベッドのシーツを取り替えると、美咲はその上に自分から横たわった。
僕としては、あの3日間以来のデートなので、気楽にイチャイチャしたかった。だが、美咲が初体験の覚悟を決めていたのなら、そうは行かない。最後までやるにしても、途中で止めるにしても、美咲を傷つけないように慎重に、言葉と態度に気をつけなくては。もしも僕が、男の性欲に任せて、美咲の苦痛を無視して強引に事を進めたら、一発で嫌われてしまいそうだ。最悪、今夜で別れ…それだけは、何としても避けなければならない。
美咲のブラウスのボタンを外す。彼女を脱がすのはこれで4回目だったが、少し間が開いたこともあり、手が震えた。
前回、あの3日間の日曜日にした時は、ブラウスは前を開け、スポブラはまくり上げただけ、スカーフとショーツだけ脱がしたが、この日はあえて、全裸にした。ブラウスやスポブラに、精液とか破瓜の血が付いたら後が大変だと思ったからだが、考えてみたら僕はまだ、美咲の裸をちゃんと見せてもらったことがなかった。
一糸まとわぬ姿でシーツの上に横たわる美咲は、息をのむほどに美しかった。そのエンジェルのような未熟な身体のラインに思わず見とれていると美咲は
「や、やだ!あんまり見ないで!」
と言って、胸とアソコを手で隠した。
「あ、ゴメン」
言いながら僕は、右乳首にキスをしながら、右手でアソコをいじり始めた。
前回より、前々回よりも、入念な愛撫。
『女の子はイッたあと、触られても痛いだけ』と聞いていたので、イク直前までじっくりと、たくさん感じさせて、トロトロになったところで挿入。そうすれば、破瓜の苦痛も少しは和らぐのではないか。童貞だった僕にすれば、この配慮が精一杯だった。
この日は美咲も、自分の部屋にいる安心感もあってか、控えめだがかわいい喘ぎ声をいっぱい聞かせてくれた。
『そろそろかな』
彼女の脚を大きく広げさせ、間に腰を入れて、挿入の体制を取った。
美咲は少し首を持ち上げ、自分のアソコに僕のペニスが近づいてくるのを凝視していた。
ワレメの一番下、少し隙間が開いている部分に、軽く先端を押し付けると、まるで呑みこまれるような滑らかさで、膣口の輪の中に、僕の亀頭が入った。
だがその途端、美咲が
「いっ!痛っ!」
と叫んだ。しかし、いくらなんでもこれだけで止めるわけには行かない。
僕は軽く彼女の両膝を抱え、少しだけ押し込んでみた。
美咲は僕に遠慮してか、それ以外痛いとは言わなかったが、思い切り顔をしかめ、激しく首を横に振ってイヤイヤをしたので、ひどい苦痛に襲われているのは間違いなかった。
「ご、ゴメン、美咲ちゃん!すぐ止めるから」
そう言って僕は勢いよく引き抜いた。
すると、元の形に戻ったアソコから、鮮血が一筋流れ落ち、シーツに赤い染みを作った。
「見て、美咲ちゃん。君の初めて、僕がもらったよ」
美咲は首を持ち上げて、シーの染みを見ると
「うん…」
とだけ言った。僕が
「じゃあ、今日はここまでで…」
と言いかけると、美咲が
「ダメ!」
と鋭く叫ぶように言った。
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