高校生の時、僕はLolita Noteに
『塾の教え子を彼女にし、』
『処女をもらう』
と書いた。
その前段までは、就職して1年目にして比較的スムーズに達成できた。しかし、そこからはなかなか大変だった。
美咲に告られた日、恋人同士となった証に、僕は個人スマホのラインIDを彼女に教えた。
それは、勤務先の塾では禁止行為。個人的に生徒とラインを交換したことがバレたら一発で解雇になる。美咲のために、かなりのリスクを背負ったつもりだった。
だが、平日は両親の帰宅が遅い美咲の家も、土日はどちらかが必ず家にいるようにしているらしく、なかなかデートに誘えない。塾がある日の残り勉強でふたりきりになるが、まさかそこでやる訳にも行かない。
彼女を教卓か何かにつかまらせ、お尻を突き出させてジーパンとショーツを下ろし、後ろから…などと妄想はしてみるが、そんな場面を万一他の生徒とかに見られたら破滅だし、遊んでる子ならともかく、裕福な家庭に育つ優等生の美咲の初体験がそれでは、あんまりだろう。
仕方ないので僕は、ラインでの他愛ないやりとりを続けながら、機会を伺い続けるしかなかった。
週に2回、美咲の塾の日の、残り勉強時間、その後家まで送って行く車の中、そしてラインでのやり取り。それだけを頼りに何とか愛を育む内、3ヶ月が過ぎた。
『そろそろ、何とかしたいな…』
僕が少し焦りだした矢先、美咲から
「チャンスとーらい!」と元気なスタンプ付きのラインが送られてきた。
僕が「どうした?」と返すと、美咲は何が『チャンス』なのか、詳しく教えくれた。それによると…
次の週末、美咲の両親が、珍しく夫婦揃って外出する。行き先は遠方の親戚の法事なので、帰りはかなり遅くなるとの事。つまり、僕とのデートチャンスだ。
僕は当然喜び、ラインでデートプランをいくつも提案した。だが、何を提案しても美咲が『誰が知り合いに見られたらどうしよう?』と不安がる。その点は僕も同じ思いだった。僕は美咲に下心を見透かされないよう慎重に、少しずつ『おうちデート』に誘導して行った。
そして、何日かのラインのやり取りの結果『美咲が中央図書館まで行き、僕がそこまで車で迎えに行って、僕のアパートに移動する』ということに決まった。
美咲が、ひとり暮らしの僕の部屋に来てくれる。3ヶ月ぶりに訪れた、身体の関係になれるチャンスだ。
勿論、無理強いは禁物だ。それでも僕は、期待で股間が熱くなるのを抑えることができなかった。
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