第2章
「初デート」
俺、六郎と樹美との出会い。
日曜は殆どの確率で朝の10時から3時までトンカツ屋さんでアルバイトしてるらしい。
俺は俺で彼女も居ない日曜日はそのトンカツ屋の近くのパチンコに良く行く。
結構有名で12時ぐらいに行くと待ち時間が長い店だから、時間給も高校生にしたら魅力があるらしい。
2回目に行った時に次の日曜バイト終わりの3時過ぎに会う約束をすんなりとオッケーしてくれた。
待ち合わせ場所に行くと長い髪の毛をボーイッシュに短くした彼女が。
髪の毛を短くすると見た目が中学生に見えるかも。胸の膨らみ具合も中学生ぽい。
俺も年齢よりかは若く見られたりするが、いいとこ大学生か浪人生(笑)
ミニにTシャツにポシェット、
俺と並ぶと兄妹?、
そんな初デートはプリクラ行ったり(笑)
ゲームしたり、
そんな感じ。
彼女は私立の女子校生。
俺は会社員。
あどけなくて無邪気すぎで、俺を六兄ちゃん六兄ちゃんと呼んでくる。
名前が美樹じゃなく樹美だから、本人も性格とかも変わってるかもね、という。
デートの時は俺の歳を考えて、それなりに大人っぽい服装を選んで着てるらしいがどう見ても子供っぽいから笑える。
俺も男兄弟で育ったし、樹美は女姉妹だし、
妹が欲しい兄が欲しい、そんなバランスかも知れない。
樹美はアルバイトで毎月、2万ぐらいになるらしいが、5千円とか8千円ぐらいは貯金してるらしい。
聞けば高校の卒業旅行を友達グループで計画してるらしく、卒業までに10万ぐらいは貯めて沖縄に行く計画らしい。
高2の一年間で10万が目標らしい。
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