私は二人の水泳訓練を夏までに4度行った。
水が温かくなったら、私も水に入り、二人を手取り足取りして、自由形、平泳ぎ、横泳ぎ、そして背泳を教え込んだ。
私が勤める小学校の卒業生は、JRか路線バスで市街地にある中学に進学する。
その時に、田舎者とバカにされる事が多いらしい。
特に小学校6年間で泳ぎをマスター出来ず、中学になってもカナズチで、市街地のプール等で泳ぎを身につけた他所の小学校出身者から差をつけられてるようだ。
それなら、この僻地の小学校の代表を、徹底的にエリートとして育て上げてあげましょう!
競泳だけでなく、救助泳法と救急法まで!
そう考えたから、私は二人に人工呼吸まで叩き込んだ。
小学校での水泳の授業開始式、つまりプール開きで、二人のスマートな泳ぎに、全校児童、先生、保護者、そして取材に来ていたマスコミまでまでが歓声、応援の声をあげた。
私が企画した、他の六年生を溺れた子役にして、佳輝と沙耶佳の二人が連携して救急活動をする模範演技は、マスコミも良い取材ネタだと喜んでくれた。
なにより、二人が美少年美少女だったことが、カメラ映りに映えた。
二人の水着は、私が用意した紺の競泳用。
あまりあそこが大きくなったのは映せないだろうから、その日は佳輝にはきつめのサポーターを下に穿かせた。
沙耶佳のは、反対に胸の部分の裏地を外して与えた。
「あの、先生..、胸が...」
沙耶佳は私にそう言いかけたが、私は
「子供が何言ってるの!
小学生の胸を見て喜ぶ大人がいると思ってるの!」
と強引にその水着を着せさせた。
大人の私自身が、小学生の沙耶佳の胸を見て喜んでいるのは、確かなのだが..。
案の定、薄い生地にポツンと乳首の隆起が目立っている。
マスコミも、多分わざとだろう。
カメラが、沙耶佳の胸を接写してくれたようだ。
着替えてプールサイドに行くまでは、恥ずかしくてたまらない、と言う風の沙耶佳だったが、さすがに副委員長だ。
プールサイドでは、下級生を統率して並ばせ、自分は委員長の佳輝と並んで皆の前に立った。
「気をつけ!校長先生に、礼!」
「休め!」
佳輝の声がプールサイドに響く。
気持ち良い号令に、全校児童がきびきびと動く。
休めの号令で、佳輝はもちろんだが隣の沙耶佳も、パッと広めに両足を開いた。
あの白く柔らかい内腿が晒されたようで、見ていて私もドキッとした。
素晴らしかった。
私の自慢の二人が、テレビで多くの人に見てもらえてる。
もちろん、私と同じようなショタコンやロリコンも見ているだろう。
そんな奴らに、この二人は私のよ!と声を大にして言いたかった。
しかし2ヶ月後、それの救急訓練が仇となる事件が起こった。
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