この日俺は、心菜、詩織の時に比べてもずいぶん目立つ動きをしていたと思う。あゆみのスカートを前後いっぺんにまくって触っていたし、膣に指挿入であゆみが悲鳴を上げた時は、やや大きな声だった。
なのに、周囲の乗客はまったく俺の行為を見咎めない。
スマホやら本やら、自分の世界に没頭しているヤツもいただろうが、少なくとも周りの2~3人は俺達の方を何度もチラ見していた。
おそらく彼らは痴漢師、または痴漢願望。自分では手が出し難いエリス美少女のあゆみが、俺のような若輩の痴漢技に陥落するのか?性被害に忍従するだけでなく、“女の悦び”の表情を浮かべるようになるのか?興味津々だったのだろう。
つまり、観客だ。
俺は安心して、執拗なクリ攻めを続けた。左手でクリ、右手で膣口の2ヶ所攻め。それでもあゆみは『こんなことで、キモチよくなりたくない!』と心の中で強く抵抗していたのだろう。そのためか、心菜、詩織の時の倍ほども時間が掛かったが、やがて
「あ!ああっ!」と小さく声を上げ、顎を高く上げながら俺の左手を両手でガッと掴み、全身でブルブルっと震えた。
前の二人に比べ、少し派手なリアクションだった。
観客たちの反応は様々。満足したようにニヤリと笑ってから目を反らす者。あからさまに俺に対して嫉妬の眼差しを向ける者…
俺は調子に乗り、あゆみの耳元で
「キモチよかった?」と囁いた。当然あゆみは小さく首を横に振る。
俺はそれを無視して
「今夜お前の部屋に行くぞ。続きをしてやるよ」と囁くが、あゆみはどこまで真に受けたものか、「やめて…」と小声で返しただけだった。
そして、電車が次の駅に止まり、ドアが開くと、逃げるように走り去っていった。
その夜、俺はあゆみの家を訪れた。
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