こうして私の知らないところで、お母さんは奴隷妻としての契約をさせられていた。
私に対して要望を聞いてくれないのも、あの夜の話だって私がお母さんの事をもっと
信用していたら・・・けれどこれは私の知らないところでの話・・・。
結果、お母さんとの間に溝が出来ていた。
お父さんを裏切った女・・・、あんな醜い男と再婚した女・・・。
ネガティブな印象ばかりがお母さんにつきまとってしまう・・・。
時は戻って、高山に悪戯された後に私は目覚める・・・。
なんだか、身体中が少し臭う・・・それに胸と股間に少しベタつきがあった。
なんだろうとすくって臭うと、臭いの元はこれだと思った。
どうして、胸と股間だけなんだろう?。
もの凄く気になったが、これも病院である事で意識から消えてしまう・・・。
そうだ、もう終わったんだったらこの恥ずかしい格好着替えなきゃ・・・。
『お、ちさとちゃんお目覚めかな?じゃあ着替えて家に帰ろう・・・』
(こんな可愛い娘が俺の娘、しかも奴隷になるんだからな・・・)
『はい・・・それで・・・どうだったんでしょう?私の身体・・・』
『うん、何も異常は無かったよ安心して・・・お母さんもすぐに来るから、一緒に帰ろう・・・』
『はい、そしたら私も着替えて来ます・・・院長室に行けば良いですか・・・』
『そうだな、じゃあどっちが早く着くか競争だ・・・』
高山先生、見掛けは怖いけど本当は優しい人なのかな・・・いやらしい人だと思ってたけど・・・。
私はこの時、今迄の家族には無かった一家団欒を夢見ていた。
一緒に帰るなんてほとんど無かったからだ、お母さんから離れる分、私は高山先生に警戒感を持たなくなっていった。
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