初見から忌み嫌っていた男との共同生活が始まってしまう・・・。
お父さんとは全く違うタイプの高山先生・・・。
私の目から見ても、お母さんと釣り合わない・・・、それに私達を見る目に怖ささえ感じる。
私は自分の部屋に行って着替えようと席を立った。
部屋のドアーに違和感を感じる、鍵がない・・・唯一の個人スペースである部屋のカギが無くなっていた。
『お母さん、部屋のカギが無いけどどうしてなの?』
『ああ、ちさとちゃん、僕の教育方針なんだ、気にしないで・・・』
私がいない間に部屋を改造している・・・?!
私の部屋、トイレ、浴室に至るまで鍵はない・・・。
こんな事って有る?・・・。
この日から個人のプライバシーは最小限にされていく。
しかも、お母さんは何も言わない・・・。
私がやめて欲しいと訴えても、我慢しなさいと言われる・・・。
お母さんはトイレで用を足してる時でも、時折高山先生とニアミスする。
それも、知っているのにワザととしか思ない・・・。
お母さんはひきつった表情で我慢している。
お風呂なんかは一緒に入る始末だった。
お父さんとも一緒に入った事など無かったのに・・・。
徐々に、お母さんへの考え方が変わってしまう・・・。
私が邪魔なのでは無いか・・・・そんな思いを抱き出す。
少しずつ私とお母さんの間に溝が生まれてきた・・・
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