でも、私は幼稚園バスのおじさんを忘れている。
卒園と同時に姿を見たことが無かったのだ。
おじさんの性癖が収集癖で、そのターゲットになっている事を私は気付いていなかったのだ。
私が単独で登校している事をおじさんは知っていた。
毎日の様に私の写真を撮影して、声を掛ける機会を狙っていたのでした。
そんな状況になっているとは知らずに、目を引くための行動に出てしまった私・・・。
おじさんを喜ばせるだけなのに・・・。
まだ入学シーズンで有る為、登下校時の警察関係の目があり、おじさんは接触を見計らっていた。
悪戯しても、園児服なども親や先生に言い付けない私はおじさんからすればカモだったのでしょう。
お小遣いに釣られた私にも非はありました。
おじさんに対してに断れない状況になっていたのでした。
通学の時に私の変化など気にする大人達などいるはずも無く、私の頭の中だけでの妄想だった。
しかし、学校では目立ってしまっている。
クラスの男子にはチヤホヤされているのだった。
それは昨日までより、あからさまな程でした。
元々、服装規程の厳格な学校であり、幼稚園から教育されてきた者たちは理解していたが
小学生から編入してきた私には判らない部分だったのです。
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