私はこの時自分の下着や服を欲しがるおじさんの事を理解出来ていませんでした。
おじさんが幼稚園を辞めた理由も知らなかったんです。
ただ、お小遣いをもらった事で、しかも高額な事で誰にも言えない状態になった。
暫くして、いよいよ小学校の入学式・・・。
お母さんと家を出て、駅に向かう。
この間と違って、通勤ラッシュとなっていて人が多い・・・。
電車は、ここで乗車した後暫く停車駅はない。
お母さんは、降りるのは向こうのドアーだけど、向こうのドアーは暫く開かない
それに、車両の連絡通路に近付かない事を私に注意した。
人の流れに逆らわない事、降りる迄ドアー付近には行かない様にとも言った。
痴漢対策だったが、まだ小学生の私には軽い気持ちで注意したのだった。
二人は人ごみに揉まれながら学校に向かった。
私の身長は、丁度大人の股間より少し上くらい・・・、周りを見てもアナウンスが
無ければ今どこの駅に居るかも判らない状況だった。
明日からは一人で通学しなければならない・・・お母さんの手を握った・・・。
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