遥に抱きついている愛美の側に近寄ると、雅代が愛美を遥から引き離し、冴子が愛美の頬を平手で叩いた。
「愛美、お母さんよ。
今から、大切な事を言うから、良く聞いて。」
母親に言われて、愛美の目からそれまでの狂った色が消え、いつもの大人しく慎ましい愛美が戻っていた。
「はい、お母さん。」
改めて母親の前の地面に正座した娘に、冴子はこう言った。
「明日の夜、遥君にお前を犯してもらいます。
それまでに、お前の膣に対して、最後のお清めをしてあげるわ。
良いわね!」
母親を前に神妙だった愛美の顔が、今またぱぁーっと明るくなった。
「お母さん、本当に?
本当に、遥君からしてもらっていいの?」
こちらも神妙な顔で娘に告げた冴子も、ニッコリして言った。
「愛美。
さっき遥君に、犯してって言ったでしょ。
これまで、私達がどんなに酷い事をしても、自分からは言えなかったのが、今日は自分からちゃんと言えたのよ。
もう呪いは解けてるのよ。」
それは愛美が冴子に引き取られる原因となった、実の父親からの性的虐待に関わる事だった。
父親から犯された愛美は、男性を恐がると同時に、自分の身体、特に犯された膣が汚れ、その汚れが身体全体に広がってしまってると潜在意識の深いところで思い込んだ。
それが世間一般の人との交わりを遮断していたのだ。
それを、冴子が行ったレズビアンと思春期の少女には過酷な性的行為と言う逆療法と、遥と言う似た環境の中に住む美少年とのやはり変質的な交流で、遥と同じ中学に転校した頃は外見的にはかなりの程度まで回復していた。
それでも夜一人でいる時など、発作的に自分に対する加虐や、酷い時には自殺を図るまですることがあったのだ。
遥と出会った愛美は、本当に遥を愛した。
しかし、自分の汚れた身体では、遥を迎えられないと考えていたようだ。
それが徐々に自分から、遥に性的な事をされたい、酷い事をされたいと冴子から見れば良い方向に向かって行った。
そして、ついに自分のお尻を遥に犯してもらうと言う大きな試練を無事に経験出来たのだが、一番肝心の膣に挿入してもらう事については、まだ恐ろしがった。
汚れた私の膣に、遥君のあの尊いペニスを入れてもらうなんて出来ないです..。
ほんの1ヶ月前まで、愛美は夜ベッドの中で、母親にそう言っていた。
まだ、父親の呪いが残っているのか..。
そう思った冴子だったが、子供達二人が中学を卒業するのを機会に、今までより更に過酷で変質的な事をさせて、一気に愛美を父親の呪いから解き放ち、恋人の遥の物にさせてやりたかったのだ。
友達であり遥の母親の雅代は、それを理解してくれ、愛する息子が酷い事をされるのを目の当たりにしても、協力してくれたのだ。
もう今なら、二人に任せておいても、子供達はちゃんとペニスと膣で愛し合えるだろう。
しかし、万が一に備えてもう一度、愛美の身体を浄めると言う言い方で、愛美に性的な酷い事をするつもりだった。
その間に、軽い火傷まで受けてくれた遥君には、身体を休めてもらおう。
だから愛美に犯されるのは、明日と言ったのだった。
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