遥は最後まで健気に舌を使っていた。
そんな遥を、雅代は少し可愛いく思ったが、そんな自分の気持ちを認める訳にはいかなかった。
なによりこの子は、私に黙って夫を奪った女の息子である。
あの女の事は憎かった。
夫を奪った事と、もう1つ。
こんな美しい息子を産んだことも、憎しみの対象だった。
その女への復讐は、息子にするしかない。
雅代はそのように自分に言い続けていた。
立ち上がった雅代は、冷たい浴室の床に寝ている遥に対して、
「早く起きなさい。私の身体を洗うのよ!」
と命じた。
考えてみれば、雅代も他人から身体を洗ってもらった経験は、小さな子供の頃を除いてほとんど無い。
それがどんなものなのか、体験したことがなかった。
遥が、ボディーシャンプーを着けて泡立てたタオルで、そっと雅代の背中を洗い出した。
何、これ?
すごい気持ち良いわ!
何より、こんな美少年に身体を洗わせるなんて贅沢を、本当に味わって良いのかしら。
遥は真面目な表情で、義理の母親の裸体を注意深く擦っていく。
その遥自身も、全裸なのだ。
ほっそりして華奢で、男の子にしては白すぎる程の肌。
そして、可憐な感じの整った顔つき。
雅代は浴室用のイスに腰掛け、全身を遥に委ねた。
足先を洗う時、遥は雅代の前に膝まづき、雅代の足を自分の膝に載せて洗った。
それも、足の指の間まで念入りにだ。
雅代は聞かずにおれなかった。
「女の身体を洗うのが、ずいぶん上手ね。
死んだ母親にも、こうやって洗ってあげてたの?」
ちょっとの沈黙の後、遥は
「いえ、母が..、僕をこうやって洗ってくれてました..。」
と答えた。
可哀想!聞かなければ良かった!
と思うと同時に、
やっぱり、あの女なのね!
と改めて妬ましく感じた雅代だった。
こうして養子となった遥は、それ以来義理の母親の入浴、洗髪、ブロー等をさせられることになった。
もちろん、自分も裸体でである。
その時に、僅かでも過失があれば、雅代は容赦なく罰した。
その為に、長さ1メートル程の鞭まで買い込んでしまった。
罰を与える事を宣言されると、遥は自分を叩く鞭を自分で取ってこらされた。
打たれる箇所は、主に背中とお尻。
真っ白で繊細な少年の肌に、赤い線が印されるのは、可哀想ではあるが美しかった。
そして、その興奮が覚めないまま、雅代は遥に口でのご奉仕を命じるのが常となった。
※元投稿はこちら >>