普通の肌や乳首等での痛さとは、格段に違っていた。
遥は思わず
「うっ...!」
と呻き声をあげた。
「あら?遥君がそんな声を出すなんて珍しいわね。
うちの愛美みたいに、泣き虫さんになったの?」
そんな事はない。
愛美は、今日も遥と一緒に、二人の母親から全身に鞭を受けながら、泣き声も泣き言も出さなかった。
母親達が子供二人を責めるのに躊躇するような態度は、全くしていないのだ。
それでも、胸に鞭を受けて、その可愛い眉をひそめて苦痛に耐える姿は、遥にとっても素晴らしく美しく見えた。
僕は男の子なんだ..。
愛美ちゃんは、女の子だから可愛いけど..、僕は耐えなくちゃ..。
「すみません、おば様。
声をあげたりして。」
謝る遥に冴子は、本当に優しく微笑んで言った。
「ううん、良いわよ。
遥君が泣いたり痛がったりするのって、滅多にないんだもん。
可愛いなって思っただけ。
でも、責めは続けるからね。」
「はい、お願いします。」
遥が大丈夫なのを確かめると、冴子は再び遥のペニスを握った。
灼熱のロウが次に落ちたのは、先端部、亀頭だった。
充血して硬さと赤さが増してるとは言え、大人のように摩擦と女の淫水焼けで赤黒くなった亀頭とは、まだ比べ物にならない初々しい遥のペニスの先端部に、まとめて数滴の赤いロウが落ちた。
冴子は、遥の身体を引いてこの苦痛から逃げようとして、それを必死に踏みとどまったのが、握ったペニスから分かった。
まだほとんど汚れていない剥けたばかりの肌色のペニスに、禍々しい赤い灼熱のロウが垂らされたのだ。
それがどんな苦痛なのか、専門は女性誌の粘膜を見る産婦人科医師である冴子にも、十分理解できる。
それなのに、遥は逃げないどころか、ペニスは勃起したままだった。
遥は悲鳴はあげなかったし、痛みを訴える言葉も口からは出なかった。
しかし代わりに、
「愛美ちゃん!」
と一言言った。
そしてしばらく全身を緊張させていたが、冴子が次のロウを垂らすのをしばらく待ってくれてるのが分かると、ガクッと全身の力が抜け、木の枝に縛られた両手首で吊られたようにぶら下がった姿となった。
「さすがに、きつかったようね..。」
冴子が言うと、遥は顔をあげて、いえ、大丈夫てすと言うように横に振ったが、その姿はロウを垂らされた部分の火傷とかではなく、その苦痛に耐えた精神的緊張の限界を示すようだった。
このまま続けたら、気を失うわ..。
冴子はそう判断した。
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