遥はちらっと母親と冴子に視線を向けると、二人ともそうだと言うように頷いた。
大丈夫みたいだな。
よし、続けよう。
遥は、愛美のお尻に、スティックを細かに出し入れしてみる。
その度に、愛美は身体を悶えるように動かすが、手足を拘束されてるせいか、暴れるような事はなかった。
ただ、その可愛い口からは、
「はあーっ..」
「あっ、あああ..」
「うっ、そんな..」
と意味を成さないうわ言が、途切れ途切れに漏れていた。
20分程して、雅代は息子に言った。
「もう大分ほぐれてると思うわ。
あの大きいアナル栓を入れてみなさい。」
遥は、ごくりと唾を飲んだ。
母親から、遥のぺニスを挿入する最後の準備として入れる物だと説明されたアナル栓。
それまでのスティック型ではなく、円錐形で最大直径3.5センチにも及ぶ。
最大直径の部分の直ぐに下は、直径3センチと括れたようになり、さらにその下は平らで長方形の板状の底が着いている。
鈍く尖った先端部から挿入していき、最大直径の部分が入ると、括れの部分でアナルに停まる。
力めば自力で抜くことも可能だが、かなりの痛みも伴うだろう。
さらに、底の平たい部分を股縄等で押さえれば、自力で抜き取るのはほとんど不可能だ。
もともとは浣腸責めをする際に、被虐者を排泄不可能にして悶絶させるための物だった。
今は、愛美に排泄をさせない責めに使うのではなく、アナルの拡張を目的として使うのだった。
「良い?愛美ちゃんのアナルに、真っ直ぐ入れるのよ。
斜めにしたら、それだけ太く感じて苦しいからね。」
母親から言われて、遥は慎重に15歳の少女のアナルに、その太いアナル栓を埋めていく。
愛美の可愛いうわ言が、次第に
「うっ、うう..」
と痛みを耐えるような声となっていった。
「愛美ちゃん。
力を抜かなくちゃだめよ。
ほら、口を開けて、はあはあって息をしなさい。」
雅代が、前に教えてくれた拡張を受ける心得を、再び声に出して教えてくれる。
愛美は目を閉じたまま顔を横に向けて、はあはあと可愛い口を開けて息をする。
遥は、恋人のアナルに意識を集中しながらも、つい顔をあげて愛美の顔を見てしまう。
苦悶してるかのように眉を寄せ、小さな口を意識して開け、呼吸する愛美の顔は美しいとか可愛いとかに加えて、その歳に相応しくない程の淫靡な雰囲気を醸し出していた。
遥の挿入したアナル栓が、その最大直径の部分のわずか手前まで来た時、雅代は愛美に再び声を掛けた。
「愛美ちゃん、正直に答えて。
今、お尻が痛いわね。
その痛み方を聞きたいの。
良い?」
愛美が小さく頷くと、雅代は続けて聞いた。
「お尻の痛さは、お尻の穴の一部がピシッて破れたような激しい痛み?
それとも、お尻の穴全体が、ぴりぴりと細かく薄く裂けているような痛み?」
「後の..方です..。」
愛美が答えると、雅代は
「そうなの..。
大丈夫みたいね。」
と頷き、息子に言った。
「一番太いところを、入れなさい。
ゆっくりと..、よ!」
確かに愛美のアナルの周囲の皮膚は、薄い幕のようになり、張り詰めた感じに見えている。
遥は、またごくりと唾を飲むと、アナル栓の後部に最後の一押しをした。
「あっ!」
鋭い痛みに、愛美は大きな声をあげてしまった。
一瞬だが、本当に自分のお尻が裂けてしまったかと思った。
しかし、裂けてはいなかった。
鋭い痛みが、時間の経過と共に、少しづつ治まっていく。
しかし、アナル栓の括れ部分は、しっかりと愛美の括約筋に捕らえられたままだ。
これって、抜けないかも..、しれないわ..。私が力んでも、この括れたところで止まったままで、私はもううんこ出来なくなるかもしれないわ..。
いかにもMらしい悲壮な想像であったが、その額にそっと当てられた冴子の手を感じ、女医である母親の頼もしさを思い出した。
お母さんが見守ってくれてるんだ。
それに、優しい遥君や雅代おば様が、私が一生うんこが出なくなるような残酷な事をする筈ないわ..。
そう思うと、心の中まで落ち着いてくるのを、自分でも感じる事が出来た。
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