「あっ..、愛美ちゃん..!」
少し焦った遥を落ち着かせたのは、冴子だった。
「遥君、大丈夫よ。
これって、愛美が感じてるんだから..」
愛美にとっては、本当にありがたいお母さんの言葉だった。
「そうなの、愛美ちゃん?」
愛美は、喘ぎながらこくんと頷いた。
遥は、自分の母親の方をちらっと見た。
雅代は、大丈夫よと言うように、頷き微笑んだ。
「愛美ちゃん、僕がこれから..君に浣腸するからね..。」
そう言うと、遥はガラス製の浣腸器を愛美のアナルに宛がった。
浣腸器の先端には、母親から教えられたとおり、ローションを塗り込んでいる。
愛美は自分のアナルに、それまでの温かく柔らかな恋人の指とは違う、硬質の冷たい物が触るのを感じた。
いよいよなんだわ..。
私、遥君に浣腸されるの..。
気持ち良くなんか、本当はならなくて良いのよ。
私、遥君に責められたいの..。
遥君、愛美のお尻に..、浣腸して..!
心の中で唱えた言葉が通じたかのように、愛美はその硬く冷たいものが、ぐぐっとアナルを割り裂いて入ってくるのを感じた。
入ってる!
遥君の浣腸器、私のアナルの中に入ってるんだわ..。
「注入するよ..。」
遥の声は、自分の興奮を隠そうとするように、低く押さえた声だった。
聞きようによっては、冷酷で高圧的にも聞こえる。
それが反って愛美には、今の自分に似つかわしいように思えて胸のときめきは、ますます激しくなった。
もっと、もっと酷く言っても良いのよ..。
しかしそうは思っても、今それを言葉に出して言うほど、愛美は愚かではなかった。
やがては..、そうしてください..。
そう思って、意識を再びアナルに集中したのだった。
入ってきた薬は冷たかった。
愛美にとって初体験の、外部からアナルへの液体の注入だ。
また「くーっ!」と声が出そうになり、唇を噛み締めて耐えた。
「そうよ、ゆっくりピストンを押すの。
急いでは、だめよ..。」
雅代おば様が、遥君に教えてあげてるわ..。
遥君も、おば様からこうやって注入されたのね..。
あっ、これ..。
まだ入ってくる。
お腹に入れる100ccって、多いのね..。
うっ、わかる!これって、辛いわ..!
もうお腹が..、痛くなったわ..。
遥君は、これで15分も耐えたのね。
私は..何分我慢していられるかしら..?
うっ!急に、激しく..。
まだ、全部入ってないのに..。
ううっ、これは..酷く辛いんだ..。
お腹の中で、激しく..、何か暴れてるみたい。
ああ..、ちょっと、軽くなったわ..。
でも..、また...。
全くグリセリンに耐性の無い愛美には、急速に薬の効き目が回ってくる。
それは外見からも、それまで浣腸器の先端が差し込まれてもじっとしていた愛美の身体が、急に肩を、背中をくねらせるように悶え始めたことで分かった。
100ccの注入が終わり、浣腸器を引き抜いた遥も、息を飲んで恋人の悶える姿を見守った。
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