「い、いやっ..です..。」
愛美は、冴子の娘となって、初めて母親とその友達である雅代に逆らった。
「どうしたの、愛美?」
「だって、だって遥君が..、きっと痛い..!」
初めて少年がアナルを色々な方法で責められているのを見せられた少女には、確かに痛々しい印象も強いかもしれない。
もともと心が優しく娘なのだ。
雅代と冴子は、困ったわね..、と言うような表情をして、顔を見合わせた。
「だめだよ、愛美ちゃん!」
それは、四つん這いになってアナルへの責めを待っている遥が発した、毅然とした声だった。
遥は四つん這いから起き上がると、泣きかけて正座している愛美の前に、自分も正座して向かい合った。
その顔は、愛美がこれまで見たことがない、真剣な恐い顔だった。
「分かってた筈じゃないか!
僕も君も、お母様達のために生きてるんだよ。
そのお母様が、しなさいって言ったんだから、例え僕が痛くて死んでも、それは仕方ないんだ。
君だって、そうするでしょう!」
愛美は、くすんくすんと鼻を鳴らして啜り泣きながら、遥にこくんと頷いたが、
「痛いだけ?
私からされるの、本当に辛くないの?」
と小さく聞いた。
そうか、そう言うことか!
側で見ていた雅代と冴子は、なんとなく愛美の気持ちが分かったような気もした。
愛美は、今でも遥に劣等感を持っているようだ。
見た目も学力も体力や人望も、全て天使のような遥君がずっと上で、私はその影に隠れるのがお似合い。
だから私は、懸命に遥君に届くように努力するけど、絶対に追い付かないわ。
遥君は、同じ高さで付き合ってくれるけど、それって本当は似合わないと思う..。
愛美は、もともと自分を卑下するマゾ的な性格ではあったが、それ故に四人の中で最下位の自分が、憧れの遥君のアナルを弄ぶのは、精神的に辛かったのだ。
それはそれで、女の子らしく可愛いとは思うのだが..。
しかし今、遥から叱られた愛美は、決心をした。
「お母さん、おば様、すみませんでした..。
遥君、ごめんなさい。
痛かったら赦してね..。」
そう言うと、改めてディルドーを握ると、四つん這いに戻った遥のアナルに、そっと宛がった。
「遥が大きく息を吐いたら、アナルが弛むから、そっと入れてごらん。」
雅代の声は、逆らった愛美に対して怒ってる様子は全然無かった。
それは愛美よりも、遥の方に深い安心感をもたらした。
愛美ちゃんが逆らったこと、怒ってないんだ..。
ありがとうございます、優しいお母様..。
その大きなため息をついた時、愛美の握るディルドーが、遥のアナルにズズズズッと入ってきた。
「はあーっ..」
痛いどころか、素晴らしい快感だった。
お腹の奥の方、男の子だから子宮は無いのに、キューンと蕩けそうな刺激を感じた。
「あ、あの..」
心配そうに愛美が遥に声を掛ける。
「愛美ちゃん。
今、僕..、すごく気持ち良いよ..」
よかった..!
愛美も同じくらい大きなため息をついた。
しかし愛美は、握ったディルドーを前後に動かしたり捏ね回したりまではとても出来ない。
握ったディルドーが遥のアナルから抜け落ちないように、そっと支えておくだけだった。
雅代は、継ぎのステップに進むべきかどうか悩んだが、やはりやらせようと決心した。
「愛美ちゃん、これをお穿き。」
そこには、内側のディルドーは取り除いたものの、外側に男性器を忠実に模したディルドーを取り付けたペニパンが、雅代の手に握りられていた。
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