愛美は、母親の言葉で悩むのを止めた。
私が感じてるのを見るのが、お母さんの望みなら..。
でも、愛美は母親にひとつだけお願いをした。
「お母さん..、このまま、手を握ってて良い?」
冴子は、優しく愛美の手を両手で包み込んであげた。
その間にも、遥の舌と唇は動き続けている。
やがて愛美の口から、
「はあーっ..」「あっ...」「うんっ..」
と可愛いため息が、絶え絶えにだが漏れ始めた。
それのため息が、次第にため間なく続き始め、やがて
「うっ!」「あっ、くうーっ」「ひっ!」
と聞き方によっては、苦痛を訴えているような喘ぎ声へと変わっていった。
初めの頃は緊張していた愛美の身体も、力を抜いた脱力状態に、そしてさらにビクッ、ひくひく、等本人の無意識で身体の一部が痙攣のように動くようになってきている。
愛美は顔を時々左右に振り、目の辺りも、眉を潜めて苦痛に耐えてるように見えたり、うっすらと目を開けて夢現の状態を示したりだ。
さらに遥が舐めるのに舌に力を入れたり、舌が割れ目の中のツボに填まったりすると、
「あっ、あーっ!」
と悲鳴のような大きな声をあげて、手足を拘束されているのに、背筋を反らせて両手両足を突っ張らせると言う、もう逝ってしまったのと同様の反応まで見せるようになった。
雅代も冴子も、そんな愛美とひたすら真面目に奉仕する遥を、優しく見守っている。
ところが急に、愛美が母の手を、より強くぎゅっと握りしめると、小声で、しかし明らかに動揺した口調でこう言った。
「お母さん、お母さん、大変なの..。
愛美を..、助けて..。」
冴子は不審に思い、耳を愛美の側まで近寄せて愛美の声を聞いた。
「私..、女の子の日が来そう..。」
愛美はもう生理がある。
しかし、今度の生理が来るのは来週の筈だった。
冴子もそのつもりで、今日ここで娘を試練に掛けたのだが、あまりに鮮烈な体験から、愛美のまだ未成熟な生理活動が不安定になったらしい。
冴子は、目でそれを雅代に伝えた。
しかし雅代は驚かなかった。
落ち着いた口調で、愛美の性器を舐め続ける息子に、
「愛美ちゃんが、生理になりそうなの。
そのまま続けてね。」
それを命じられた息子の遥も、何の動揺もなく愛美の股間を舐め続けながら、小さく頷いただけだった。
果たして、愛美の生理が始まった。
しかし、遥はあの性器から流れ出る経血に対して、何ら特別な感情は無かった。
いや、少なくとも見せなかった。
舐めるのを休む事も無く、膣からでる赤い液体を口に含み、嚥下していった。
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