薬による便意は残酷だった。
四つん這いになっている遥は、何度も背中を反らせたり、腹筋を引き締めたりして、何度かこの激しい苦痛を、いや敬愛する母親の目の前での排便と言う恥ずかしく惨めな運命を先に伸ばそうとした。
しかし、無駄だった。
数分後、遥は美しい頬に涙をぼろぼろ流しながら、見守る母親に懇願した。
「お母様..、もう、僕もうだめです..。
お願い..、せめてトイレに..行かせて..」
雅代は、自分の爆発しそうな鼓動を隠し、冷たく側に置いた簡易便器を顎で示した。
これまで辛く厳しい拷問でも滅多に泣かなかった遥が、本泣きになっている。
「お母様、出させて!
お願いです。
もう、僕..、出ちゃう!」
泣き叫ぶ息子に、雅代は今一度簡易便器を顎で示した。
それで観念したのだろう、遥は四つん這いのまま、のろのろと簡易便器の方に這っていくと、お腹を押さえながら、そっと股がった。
そして、最後にもう一度、母親に赦しを求めた。
「お母様、僕を見ないで!」
激しい音と特有の匂いが部屋に満ちた。
便の匂いが好きな訳ではないが、雅代は泣きながら排便する息子から漂う匂いを、不快とは感じなかった。
遥は、かなり長い間、簡易便器に股がっていたが、やがて啜り泣きながら自分のお尻をティッシュで拭って清めた。
そして泣きながら雅代の前で土下座した。
「お母様、見苦しくて汚い姿をお見せして..本当に申し訳ありません..。」
雅代は、皆から天使の様だと言われる息子が、人として一番惨めで汚い姿を自分の前で晒した事に、すごい興奮を感じていた。
土下座する息子の前に仁王立ちした雅代の股間からは、熱く粘りけの強い淫水が糸を引いていた。
「辛かった?」
雅代は冷たく言ったつもりだったが、遥にはその口調に暖かいものを感じた。
そうだった。
僕、お母様のためなら、死んでも良いんだった。
このくらいの苦痛や恥ずかしさで泣くなんて..。
遥の心に、雅代への献身的な感情が戻ってきた。
「お母様、すみませんでした。
便器を片付けますから、次の責めをお願いします。」
あらっ、この子ったら..。
ああ、私の息子ってなんて素晴らしいの。
こんな男の子を息子に出来たなんて..。
そんな幸福感や息子への愛情を表には出さずに、雅代は遥に言い渡した。
「便器を一度きれいにしておいで。
次はイルリガートルでお湯を500cc入れてあげるわ。」
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